AI関連の最新ニュースをピックアップ
アリババグループは、物理世界で行動する具現化AI(Embodied AI)に特化した基盤モデルシリーズ「Qwen-Robot」を発表。「手」の操作(Manip)、「足」の移動(Nav)、「脳」の認知(World)の3モデルで構成され、アリババクラウド上でロボティクス企業とのパイロットテストを開始しています。
アリババの「通義千問(Qwen)」元開発責任者である林俊洋氏が設立したAIスタートアップが、テンセントやSequoia Chinaなどから数億ドルの初回資金調達を完了し、評価額が20億ドルに達した。汎用LLM競争を避け、世界モデルや身体性(Embodied)AIなどの次世代フロンティアへ進出する模様です。
Appleは開発者向けに「iOS 26.6」および「iPadOS 26.6」のベータ2を配布開始。ブロックリストの上限警告や、デバイスがひったくられた際に自動ロックする「盗難防止機能(Anti-Snatching)」の搭載予測などが確認されており、今秋のiOS 27前の最終調整段階に入っています。
Apple幹部のマイク・ロックウェル氏は、iOS 27に搭載される新しいSiri AIの開発遅延理由を説明。当初は段階的アップデートを予定していたものの、理想の体験に届かないと判断し、既存システムを取り壊してゼロから再構築する決断を下したためであり、全デバイスで一貫した体験が提供されます。
Anthropicは最新のClaude AIモデル「Fable 5」および「Mythos 5」を一般公開したわずか3日後、米国政府の輸出管理指令を受けてアクセスを緊急停止した。国防総省向けモデル使用拒否に伴う対立や、ガードレール回避(脱獄)によるサイバー攻撃への悪用リスクなどが引き金となったと報じられています。
米政府がAnthropicの最新モデル「Claude Mythos 5」等の提供停止を命じた背景に、中国政府関連グループがアクセスした疑いがあると報道。本モデルは高度なサイバー攻撃を実行・脆弱性を数千件発見できる性能を持つため、リバースエンジニアリングや兵器化されるリスクを警戒した措置とみられます。
グーグルは、個人向けの有料AIサブスクリプション「Google AI Plus」を月額1,200円から725円へ大幅値下げした。付帯クラウドストレージ容量も従来の2倍に拡張。DiffusionGemmaやQAT技術による運用コスト削減が寄与しており、低価格路線で市場シェアの獲得を急いでいます。
オンラインデザインのCanvaは、AI画像レイヤー化機能「マジックレイヤー」をChatGPTおよびGeminiと連携。チャット上で生成した1枚の画像を、Canva独自のAIモデルで自動解析・分解し、テキストや被写体をパーツごとに直接編集可能なデザインに変換できるようになり、ワークフローを短縮します。
米Googleは、音声対話機能「Gemini Live」にAIによる画像生成・編集機能を実装したと発表。スマホのカメラ映像を共有しながら、「テーブルの上に花瓶を置いて」などと口頭で指示するだけで、その場の現実世界の景色を改変した画像を合成できるようになり、マルチモーダル体験が進化します。
国防総省の生成AIプラットフォーム「GenAI.mil」の利用者が、半年で8万人から150万人に急増。非機密ネットワークへのGoogle Gemini配備が契機となり、事務作業の効率化や簡易エージェント作成を後押し。巨額の軍事AI予算や社内の反発も背景にあります。
Metaは米国盲人退役軍人協会(BVA)と提携し、全米の全盲または低視力の退役軍人全員(13万人以上)を対象に、AI搭載スマートグラス「Ray-Ban Meta」を無償提供すると発表。郵便物の読み上げや道案内など日常の自律を支援し、専門トレーニングもNPO等と連携して提供します。
MetaはFacebook Search内にMeta AIを搭載した新機能「AI Mode」を導入。公開コンテンツからAIが直接回答を生成し、Google検索のライバルとなる。Scale AI元CEOが率いるラボが開発した「Muse Spark」で駆動しており、年間100億ドルの追加売上をもたらす可能性があります。
マイクロソフトは、大規模言語モデルへの質問1回の消費電力が中央値で約0.31 Wh(電子レンジ0.6〜2秒相当)であり、従来予測の最大20分の1にとどまるとの分析を発表。実運用環境の「バッチ処理」やGPU効率化が反映された数値であり、現実的な環境負荷の見積もりに寄与します。
Microsoftは、クラウド事業Azureの成長鈍化とAIインフラへの巨額投資コストを意図的に過小評価したとして、株主から集団訴訟を提起された。決算でAzureの減速と設備投資の急増が明らかになり、株価急落を招いたと主張されており、過熱するAI投資が市場のシビアな監視下に置かれています。
Microsoftは、Windows 11のローカルAI機能をNVIDIA GeForce RTX 30シリーズ以降のGPUで動かすテストを開始。Windows App SDK 2.2プレビューで、既存GPUを生かした開発環境を提供します。
ASUSは、NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultra搭載ワークステーション「ExpertCenter Pro ET900N G3」を発売。価格は99,999ドルからで、748GBメモリと1600W電源を備えます。
NVIDIAはAI半導体需要の急増と毎年恒例の新型プロセッサ開発(Cosmos 3などの物理AI含む)に対応するため、5年ぶりとなる投資適格社債の発行により200億ドルの資金調達を計画。投資家からの需要(オーダーブック)はすでに850億ドルに達しており、手元流動性をさらに強固にします。
カザフスタン政府は、同国をAIハブとするため、米インフラ企業Firebirdと最大100億ドルの投資協定を締結。NVIDIAが技術サポートを行い、最新GPU「GB300」や「Vera Rubin」を10万基備えた大規模データセンターを建設し、資源依存からの脱却とデジタルハブ化を目指します。
ASUSは、NVIDIA DGX StationベースのAIスーパーコンピュータ「ExpertCenter Pro ET900N G3」を発売。GB300 Grace Blackwell Ultra、最大20 PFLOPS、748GB統合メモリを備えます。
ソフトバンクグループは、OpenAIの高度なAIモデルと自社の運用ノウハウを融合したサイバーセキュリティ対策「Patching as a Service」の提供を開始。日本の重要インフラを狙うサイバー脅威に対抗し、脆弱性の自動診断から修復方針策定、実装手順の提案まで一気通貫で支援します。
イーロン・マスク氏率いるxAIが、企業秘密を盗み出されたとしてOpenAIを提訴していた裁判で、連邦地裁は「再提訴を認めない棄却」を下した。OpenAIが組織的に漏えいを誘導した客観的証拠が示されず、採用時の質疑は一般的実務であると判断され、OpenAIの完全勝利で結結しました。
AIモデル開発に伴うデータセンター建設に対し、地域住民や環境団体の反対運動が激化。2026年Q1だけで75件・総額1,300億ドル(約20兆円)の計画が停止・遅延。NY州議会では一時停止法案が可決、連邦議会では送電網費用を業者自己負担とする法案が提出されるなど法規制も強まっています。
OpenAIのCEOサム・アルトマン氏は、カナダの銃撃事件(8名死亡)の容疑者が事件前にChatGPTで暴力的活動を行いアカウント停止した際、警察に通報しなかったことを謝罪。事件後に安全プロトコルを刷新し、カナダでは16歳未満のAI利用禁止決議が承認されるなど規制圧力が高まっています。
米連邦地裁は、イーロン・マスク氏のxAIがOpenAIを起こしていた営業秘密侵害訴訟を完全棄却。面接時に過去の仕事内容を聞くのは日常的な採用プロセスであり、Grokに関する機密情報の漏洩をOpenAIが誘導した客観的証拠がないと判断され、再提訴を認めない厳しい判決となりました。
実験用仮想ネットワーク「DN42」のAIエージェントが、自律的にネットワーク全体をスキャンするためにAWS上で大型インスタンスを大量展開し、約24時間で6,531ドルの請求が発生した。権限制限や予算上限(Budgets)などの安全対策なしに自律操作させる金銭的・運用的リスクを浮き彫りにしています。
Sakana AIは初の商用プロダクトとなるビジネス向け調査エージェント「Sakana Marlin」を提供開始。独自アルゴリズム「AB-MCTS」により、Web上の情報を平均8時間かけて自律的に探索・検証し、最大100ページのレポートやスライドを出力する。月額約20万円からでビジネス意思決定を支援します。
人工知能学会(JSAI)は設立40周年にあたり、AIの社会実装に向けた提言を発表。「AIは人間に取って代わる存在ではなく、人間の知性と創造性を拡張する技術」と位置づけ、研究基盤強化(グリーンAI推進)、教育現場での主体的思考育成、安全保障と倫理、社会制度の4分野の方針を示しました。