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AI向け半導体で市場をリードする米NVIDIAが、米国債券市場で200億ドル(約3兆円)規模の投資適格社債を発行する計画であることが明らかになりました。同社が社債市場で資金調達を行うのは2021年6月以来、5年ぶりとなります。AIブームに伴う半導体需要の急増と、新型プロセッサ開発に必要な巨額の資本要件に対応するための財務戦略とみられます。
今回の社債は7つの満期構成から成り、最長で2056年満期の長期債が含まれています。NVIDIAの広報担当者は、調達した資金の使途について「既存の発行済み債券の返済や借り換えを含む、一般的な企業目的に使用される」と回答。なお、この社債発行に対する投資家からの需要は、すでに発行予定額を大幅に上回る850億ドルに達しています。
大手IT企業のAI分野への支出はとどまる気配を見せておらず、2026年の主要テック企業によるAI投資総額は前年から大幅に急増し、7,000億ドルを超えると予想されています。Metaは最大300億ドル規模の大規模社債の発行を申請し、Alphabetも初の日本円建て社債の販売計画を公表するなど、大手テック各社がAI資金確保に向けて債券市場を相次ぎ活用しています。
NVIDIAの今回の200億ドルの社債発行と、それに対する850億ドルもの投資家需要は、同社の圧倒的な市場優位性とAI市場の将来性に対する金融界からの絶大な信頼を示しています。毎年新チップをリリースし、 Cosmos 3などのロボティクス向け物理AIモデルの研究開発を加速する同社にとって、手元流動性をさらに強固にすることは合理的なアプローチと言えます。