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NVIDIA(AI向けGPUや車載・エッジ向け半導体を手がけるテクノロジー大手)は、自律動作する人型ロボットやエッジAI向けシングルボードコンピューター「NVIDIA Jetson Thor」シリーズの新しいラインナップとして、小型・省電力設計の「Jetson AGX Thor T3000」および「Jetson AGX Thor T2000」を発表しました。この新モジュールは、データセンター向けで知られる「Blackwell」GPUアーキテクチャを小型エッジボードへ適用したもので、自律型ロボットの開発をさらに加速させます。

本モジュールは、すでにリリースされている大規模向けの「Jetson T5000」および「Jetson T4000」に続く、やや小規模でコンパクトな構成のモデルです。
T3000とT2000の量産出荷・流通開始は2027年第1四半期を予定しています。
ただし、開発者はハードウェアの実機が手元になくてもすぐにソフトウェア開発に着手できます。NVIDIAは7月中に、開発者向けソフトウェアスタックの最新版「JetPack 7.2.1」以降をリリースする予定で、これに搭載される「Jetson AGX Thorエミュレーションモード」を用いることで、仮想環境下での動作検証やチューニングを先行して開始できます。
| 項目 | Jetson AGX Thor T3000 | Jetson AGX Thor T2000 |
|---|---|---|
| AI演算性能 | 865 FP4 TFLOPS | 400 FP4 TFLOPS |
| 搭載メモリ | 32GB LPDDR5X | 16GB |
| メモリ帯域 | 273GB/s | - |
| 主な想定用途 | 高度な人型ロボット制御、複雑なエッジAI処理 | 自律移動ロボット(AMR)、視覚AIエージェント |
ロボット大国である日本や世界の産業界において、この小型新モデルへの関心は非常に高まっています。
編集部注:NVIDIAはクラウドでのAIトレーニング市場において寡占的地位を築いていますが、今回の発表は、同じ「Blackwell」のDNAをエッジやロボットの組み込みボードへもきめ細かく浸透させる同社の戦略を示しています。エミュレーション機能などの手厚い開発環境(JetPack)も含め、ロボット産業におけるデファクトスタンダード(業界標準)としての立場を不動のものにするリリースと言えます。
出典元:マイナビニュースの取材記事、NVIDIAの公式発表など。
引用元:マイナビニュース