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NVIDIA(エヌビディア)が開発を進める次世代AI向けGPUプラットフォーム「Vera Rubin(ヴェラ・ルービン)」および「Rubin Ultra」について、サーバーラック全体の推定販売価格が歴史的な高値に達することが、BofA Global Research(バンク・オブ・アメリカ)の最新調査で明らかになりました。上位モデルである「Rubin Ultra Kyber(NVL144)」ラックの推定価格は、搭載される超高速メモリ「HBM4e」の高騰により、1ラックあたり「2100万ドル(約32億5,000万円)」にのぼると見積もられています。
標準的なRubin NVL72ラック「Oberon」は、Rubin V200 GPUを72基、Vera CPUを36基搭載し、ラック全体で20,736 GBのHBM4メモリを搭載します。HBM4の1GBあたりのコストは18.40ドル(前世代のBlackwellで使われたHBM3eの11.26ドルから大幅に高騰)となり、メモリ単体のコストだけでラックあたり38.2万ドルに達します。これにより、「Oberon」ラック全体の販売価格は前世代の倍となる「600万ドル(約9.3億円)」になると推定されています。

さらに高性能な「Rubin Ultra Kyber (NVL144)」ラックでは、V300 GPUを144基搭載し、GPU1基あたり576GB、ラック全体で82,944 GBのHBM4eメモリが組み込まれます。このHBM4eメモリだけの総コストは「153万4000ドル」に膨れ上がり、ラック総額の2100万ドル(Blackwell Ultraラックの400万ドルから5倍以上の価格)の主因となっています。Foxconn(フォックスコン)の推計によれば、Rubinを用いたデータセンターの建設費は1ギガワット(GW)あたり470億ドルに達し、年間の電気代だけで13億ドルにのぼるとされています。
Vera Rubinプラットフォームは、圧倒的なAI処理能力と業界最安水準のTCO(総所有コスト)を実現するとされているものの、導入に必要な初期投資額は桁違いの規模に膨らんでいます。それでもなお、主要なAI開発企業からの需要は非常に旺盛であり、データセンター向けの超大型インフラ投資が引き続きテクノロジー業界の成長を牽引していくとみられます。