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NVIDIAの支援を受ける英国のAI(人工知能)スタートアップ企業「nScale」は、AI向けデータセンターの建設とインフラ強化に向けて、9億ドル(約1440億円)のリボルビング信用枠(一定の枠内で自由に借入と返済ができる融資制度)を確保したことを発表しました。この融資は、J.P.モルガンやゴールドマン・サックスなどの世界的な金融機関グループによって共同で組成されたもので、nScaleは調達した資金により、米国、欧州、およびアジア太平洋(APAC)地域におけるAIインフラの拡張をさらに加速させます。
今回の9億ドルの融資枠には、J.P. Morgan、Goldman Sachs、Morgan Stanley、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、RBC Capital Markets、Bank of America、Credit Agricole CIB、Deutsche Bank、Mizuho(みずほ銀行)、SMBC(三井住友銀行)、TD Securities、KeyBank N.A.といったグローバル金融大手が名を連ねています。nScaleのCEO(最高経営責任者)兼創設者であるJosh Payne氏は、「今回の合意は、当社のプラットフォーム、財務構造、チームに対する金融界からの強い信頼を示すものであり、大手テクノロジー企業向けのAIインフラをより迅速かつ大規模に構築する柔軟性を高めるものである」と述べています。
nScaleは、すでに米Microsoftと強力なパートナーシップを結び、AIインフラの拡張を具体的に進めています。2026年4月にノルウェーで、そして5月にはポルトガルのSines Data Campusに最初のデータセンターを共同で開設。このポルトガルのデータセンタービルには、NVIDIAの次世代最先端GPUである「Blackwell Ultra」が1万2,600基以上導入・展開される計画です。今回の融資により、同社はこうした巨大なGPUキャパシティを支えるインフラ建設への投資スピードを大幅に高めることができます。
AIデータセンターや先端GPUへの巨額投資に対する世界的な熱気は衰えておらず、今回のnScaleによる資金調達はその強力なトレンドを示す新たな好例と言えます。nScaleは豊富な資金力とNVIDIAの後押しを武器に、主要なパブリッククラウドプロバイダーに対抗し得る独立系のGPUクラウドプロバイダーとしての存在感を強め、グローバル規模でのAI演算能力の供給不足解消に寄与するものと期待されます。
引用元:TradingView | PYMNTS