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米Microsoftは2026年10月27日、スプレッドシートソフトウェア「Excel」の月次機能更新「What's New in Excel (October 2026)」を公開した。
今回の更新では、Copilot in Excel(Excel上でデータ分析や自動化を支援する生成AI機能)に対して、データの不整合を自動検知・修正する「clean data」や、人間の操作手順を記録して再利用可能なスキル化を行う「skill recorder」など、実務の自律化を推進する5つの機能が新たに追加された。
追加された各機能は、Windows版、Mac版、およびWeb版のExcelに向けて順次展開されている。
@clean-data プロンプトから呼び出し可能(全プラットフォームで一般提供展開中)。さらに基盤モデルの拡張として、Microsoft CopilotにおいてOpenAIの「GPT-6.1 Sol」およびAnthropicの「Claude Sonnet 5.5」が選択可能となった。
従来のCopilot in Excelは、ユーザーの質問に対する数式の提案や簡易なグラフ作成といった「受動的なアシスタント」としての役割が中心であった。
| 領域 | 従来のCopilot機能 | October 2026アップデート | 実務へのメリット |
|---|---|---|---|
| 前処理 | 手動で整えたデータにのみ対応 | clean data skillによる自動不整合検知・修正 | データクレンジングにかかる手作業の大幅削減 |
| 定型業務 | 毎回プロンプトを入力し直す必要 | skill recorder / builderによるスキル保存 | 定型スプレッドシート処理の恒久的な自動化 |
| データ取得 | Power QueryのGUI操作が必要 | get data skillによる自然言語クエリ生成 | 外部データ連携の敷居引き下げ |
| 可視化 | 静的なグラフやピボットの生成 | interactive canvasによる動的連動レポート | 報告資料作成の工数削減 |
VBAマクロや複雑な関数を記述することなく、通常の実務操作をトレースさせるだけでルーティン作業をAIに委譲できる仕組みが整ったことで、現場の業務自動化のハードルが大きく下がった。
今回のExcel向け機能強化は、オフィススイートにおける生成AIが「文章のやりとり」を超えて、「実務プロセスの記録と再現」というエージェント型自動化の領域に本格的に踏み込んだことを示している。特にskill recorderのように操作を見せるだけでAIが自律スキル化するアプローチは、今後のエンタープライズ業務自動化の標準的なインターフェースになっていくとみられる。
TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM
What's New in Excel (October 2026)
Welcome to the October 2026 edition of What's New in Excel!
https://techcommunity.microsoft.com/blog/excelblog/whats-new-in-excel-october-2026/4549758

窓の杜
「Excel」の2026年10月更新 ~作成時にテーブル命名、「Copilot in Excel」には新スキル/OpenAIの「GPT-6.1 Sol」とAnthropicの「Claude Sonnet 5.5」も追加
米Microsoftは10月27日(現地時間)、「Microsoft Excel」の2026年10月アップデートを発表した。デスクトップ版(Windows/Mac)ではテーブル作成時に名前を付けられるようになったほか、「Copilot in Excel」に5つの機能が追加されている。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2152638.html