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アリババは2026年10月23日、同社のAIアシスタントサービス「千問Go!」(Qianwen Go!)において、自然言語の対話だけで生活シーンに応じた個人用アプリケーションを構築できる新機能「我的応用(My Applications)」の提供を開始した。ユーザーはプログラミング知識を必要とせず、作りたいアプリのアイデアを伝えるだけで、学習や健康管理、資産管理といった日常用途のツールをノーコードで作成・運用できる。
新機能「我的応用」は、ユーザーが入力した自然言語の指示をもとに、アリババクラウド(阿里云)のAIアプリケーション制作基盤「Meoo(秒悟)」と直接連携して動作する。Meooが背後でアプリケーションの基本構成の生成、バックエンドとなるデータベース(DB)の自動設定、およびクラウド環境へのデプロイ・公開処理を一貫して自動実行する仕組みとなっている。
生成されたアプリケーションは、Webリンクなどを通じて友人に共有して使ってもらうことが可能となっている。従来の生成AIによる単発の回答出力や使い捨ての簡易スクリプト作成とは異なり、入力データや利用履歴をクラウド上に長期保存し、後からデータを追加したり機能をアップデートしたりできる点が大きな特徴である。
今回の発表で注目されるのは、プロンプトに応じた画面やテキストの一時生成にとどまらず、「データベース設定」と「状態の永続化(データの長期保存・継続更新)」が標準で組み込まれている点である。これにより、体重や運動記録を蓄積する健康管理アプリや、毎月の支出を記録する家計簿アプリなど、継続的なデータ追跡を要する生活密着型ツールを非エンジニアでも即座に運用できる。
一方、日本のユーザーや開発者に対する提供状況については留意が必要である。現時点で「千问Go!」は中国国内市場向けのモバイルアプリを中心に展開されており、UIや音声対話は主に中国語環境に最適化されている。日本リージョンのAlibaba Cloudアカウントとの直接連携や、多言語での「我的応用」機能の展開計画については現時点で公式発表されていない。
アリババによる本機能の投入は、コンシューマー向けAIチャットアプリを単なる検索・対話ツールから「個人向けマイクロSaaSの生成・運用環境」へと進化させる試みと評価できる。バックエンドに自社のクラウドインフラ(阿里云)とMeoo基盤を直結させることで、利用者のデータ囲い込みとクラウドリソース消費を両立させる狙いがあるとみられる。同様のパーソナルアプリ作成機能は他社AIアシスタントでも模索されているが、DB永続化を標準とした手軽なツール構築がどこまで一般ユーザーの生活に定着するか、今後の利用動向が注目される。
引用元:手机新浪网、bjnews.com.cn