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米NVIDIAが、次世代の消費者向けフラッグシップGPU「GeForce RTX 5090(NVIDIAのBlackwell世代消費者向け最上位グラフィックスカード)」に搭載される最上位シリコン「GB202(Blackwellアーキテクチャの大型GPUダイ)」の一般販売向け供給を停止し、AIデータセンターおよびプロフェッショナル向け製品への割り当てを最優先する方針に転換したと報じられました。海外テックメディアのTom's Hardwareなどがサプライチェーン関係者の情報として伝えています。

流出した工場関係者向け通知によると、NVIDIAは中国市場向けの派生モデル「RTX 5090D」を含むすべてのRTX 5090モデルの製造・販売を終了し、GB202ダイを今後はデータセンター向けおよびワークステーション向けGPUに専従させる計画とされています。
あわせて報じられたラインナップの変更点は以下のとおりです。
本情報は製造ラインからのリークに基づくものであり、NVIDIA公式のアナウンスではない点に留意が必要です。シリコン配分の調整が一時的な需給逼迫によるものか、恒久的なラインナップ打ち切りであるかは公式発表で確認されていません。
一方で、日本国内のPCパーツ市場やローカルAI開発コミュニティには大きな影響が予想されます。大容量VRAMを搭載した消費者向け最上位GPUは、大規模言語モデル(LLM)のローカル推論やLoRAファインチューニングを行う開発者にとって、データセンター向けGPU(H100やB200など)に比べて安価に導入できる貴重なハードウェア選択肢となっていました。RTX 5090の供給が停止されRTX 5080 24GBが代替となる場合、扱えるモデルサイズやバッチ処理能力に制約が生じる可能性があります。
NVIDIAにとって、同一の製造プロセス(TSMC 4NP)で製造される大型シリコンは、2,000ドル前後の消費者向けカードに回すよりも、数万ドルで取引されるエンタープライズ向けAIサーバー用アクセラレータに充当した方が圧倒的に高い利益率を生み出します。
世界的な生成AIインフラ需要の高まりが続く中、ハイエンドシリコンの配分をエンタープライズ用途にシフトさせる動きは、同社のビジネス合理性に合致しています。AI需要が消費者向けハイエンドPC市場の供給構造を根本から塗り替えつつある実態が浮き彫りとなっています。
引用元:Tom's Hardware