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米Googleは、Android搭載端末における音声アシスタントを従来の「Google Assistant(Googleが長年提供してきた従来の音声対話型アシスタント)」から生成AIアシスタント「Gemini(Googleが開発するマルチモーダルAIアシスタント)」へと全面的に置き換える移行プロセスを本格化させました。最新のGoogleアプリにおいて従来のアシスタントへ切り戻す設定項目が削除され、スマートフォンやタブレット、Wear OS、Android Autoなどの主要モバイル環境でGeminiが標準の音声アシスタント体験として定着しています。

Googleアプリのバージョン17.60(安定版)および17.62(ベータ版)において、アカウントメニュー下部に配置されていた「Googleアシスタントに戻す(Switch to Google Assistant)」設定が完全に撤去されました。米国や欧州のユーザーから、端末上のGoogle Assistantが消去されたとの報告が相次いでいます。
Googleの公式サポートコミュニティの案内によると、スマートフォンやタブレット、ペアリングされたWear OS端末、ヘッドフォン、Android Autoにおいて、従来のGoogle Assistantへの復帰や利用は不可能となりました。電源ボタンの長押しや画面隅からのスワイプジェスチャーを実行すると、一貫してGeminiが起動します。
一方で、Google NestやGoogle Homeシリーズのスマートスピーカー、スマートディスプレイ、その他Assistant対応スピーカー/ディスプレイでは現時点で変更がなく、従来のGoogle Assistantが継続して稼働します。
今回の完全移行に伴う各デバイスの対応状況は以下の通りです。
| デバイス区分 | 移行後のアシスタント | 従来のAssistantへの切替 | 起動トリガー |
|---|---|---|---|
| Androidスマートフォン | Gemini | 不可(完全廃止) | 電源長押し・隅スワイプ・音声 |
| Androidタブレット | Gemini | 不可(完全廃止) | 電源長押し・隅スワイプ・音声 |
| Wear OS / ヘッドフォン | Gemini | 不可(連動デバイス) | ペアリング端末の設定に依存 |
| Android Auto | Gemini | 不可(車載統合) | ステアリングボタン・音声 |
| Nest / Home スピーカー等 | Google Assistant(維持) | 切り戻し不要(未移行) | ウェイクワード等 |
未確認事項として、NestやGoogle Homeなどの据え置き型スマートホーム機器におけるGemini型アシスタントへの刷新スケジュールや、端末の完全オフライン時における簡易コマンド処理の挙動差については、地域や言語環境ごとの詳細情報が引き続き確認事項となっています。
編集部注: 当初2025年に予定されていたGoogle Assistantの廃止は延期を経て2026年9月に最終確定し、今回の強制移行によってモバイルプラットフォームのAI移行が一つの節目を迎えました。旧来のルールベース・キーワード応答型アシスタントから、文脈理解や複雑なタスク自動化が可能な大規模言語モデル基盤への全面刷新は、スマートフォンの操作体系における生成AIの不可逆な定着を象徴するものとみられます。
引用元:9to5Google