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Anthropicは2026年9月25日、ターミナルから自律的にコーディング作業を実行するAIツール「Claude Code」において、長時間の作業セッションが上限に達した際に突然の中断を防ぐ新機能(通称「残業」機能)を発表しました。作業が5時間のセッション上限を迎えても、中途半端な状態で処理を打ち切るのではなく、キリの良いポイントまでタスクを完了させてから安全に終了します。

Anthropicの開発者向け公式Xアカウント(@ClaudeDevs)およびPC Watchの報道によると、今回のアップデートの概要と仕様は以下の通りです。
これまでClaude Codeでは、大規模なリファクタリングやテスト実装など長時間の作業を行っている最中に5時間のセッション制限を迎えると、ファイル編集の途中であっても強制的に作業が打ち切られていました。作業完了まであとわずかという場合でも、利用クレジットを追加消費しない限りリセットまで待機する必要があり、開発者の作業効率を損なう要因となっていました。
今回のアップデートにより、セッション上限に達した際にClaude Codeが自律的に適切な終了ポイント(graceful stopping point)を探索し、作業を安全に区切ってから終了する挙動へと改善されました。
「残業」として付与される作業枠(fixed allowance)は無償で無制限に追加されるものではなく、ユーザーの「週次制限(weekly limit)」から前借りする形で差し引かれます。プランごとの利用条件は以下の通りです。
| プラン | 「残業」機能の利用可能回数 | 備考 |
|---|---|---|
| Pro プラン | 週に 1 回のみ | 週次制限から差し引かれる |
| Max プラン | 5時間セッション上限に達するごと | 制限到達の都度、自動でキリの良い終了を試みる |
| Team Premium プラン | 5時間セッション上限に達するごと | 組織開発での突発的な中断を抑止 |
なお、「残業」枠を使い切った後もさらに作業を継続させたい場合には、従来通り追加の利用クレジットを消費してセッションを延長する必要があります。
日本のソフトウェア開発者や企業のAI導入現場にとって、本機能はエージェント型AI運用の実用性を大きく引き上げる改善となります。
編集部注: 自律型AIエージェントが単発の対話から長時間・複数ステップのワークフローへと進化する過程で、「セッション境界におけるグレースフルな終了」は業界共通の技術的課題となっていました。今回のAnthropicの対応は、制限時間を一律に引き延ばすのではなく、タスクの進捗状況を認識して適切な区切りを自己判断させるアプローチを採用した点で実用性に配慮した設計といえます。今後はテスト通過やGitコミットの成否と連動したより高度な終了ハンドリングへの発展が期待されます。
引用元:PC Watch