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米Microsoft(米大手テクノロジー企業)は2026年9月2日(現地時間)、財務報告における事業セグメント構成を従来の3部門から2部門へと抜本的に再編し、これまで成長率のみを開示していたクラウド基盤「Azure」の四半期売上高をドル実額で初めて開示する方針を発表した。AIインフラ需要の急拡大を背景に、競合するAmazon Web Services(AWS)やGoogle Cloudとの事業比較の透明性を高める狙いがある。
マイクロソフトは2015年以来維持してきた「Productivity and Business Processes」「Intelligent Cloud」「More Personal Computing」の3部門体制を改め、以下の2部門へ再構築する。
サティア・ナデラCEOはプレゼンテーションの中で「AIは技術とビジネスの双方において抜本的な変化をもたらしており、製品間の境界を曖昧にしてビジネスモデルを再形成している」と述べている。
これまでAzureは前年同期比のパーセンテージ成長率のみが開示されていたが、今回の変更により四半期ごとの売上高がドル建てで明確化された。
新定義に基づいて再集計された2026年6月期(第4四半期)の実績では、Azureの売上高は前年同期比42%増の294億2,000万ドル(約294.2億ドル)に達し、マイクロソフト全体の四半期総売上高のほぼ33%(約3分の1)を占める規模であることが判明した。アナリストの推計によると、2026年度におけるAzureの成長の約半分はOpenAI向け需要によるものであり、Anthropicなど主要フロンティア企業からの需要も拡大している。
今回の発表において重要な点は、開示対象となるAzureの事業範囲が「純粋な従量課金型インフラ」として再定義されたことである。
| 項目 | 従来の開示形態 | 新体制下の開示仕様 |
|---|---|---|
| 開示指標 | 前年比成長率(%)のみ | 四半期ごとの売上高(ドル実額)+成長率 |
| 含まれる事業 | Azureインフラ+GitHub、Nuance、Copilot等 | 純粋なAzure従量課金インフラ・プラットフォームのみ |
| 除外された事業 | 一部クラウドサービスを合算 | GitHubクラウド、Security Copilot、ヘルスケア等を分離 |
| 競合との比較性 | AWS(実額開示)との直接比較が困難 | AWSやGoogle Cloudと同一基準での売上比較が可能に |
2027年度第1四半期(7〜9月期)の見通しとして、同社は為替変動を除いたベースでAzure売上高の前年同期比44〜45%増を予測している。
AWSが2015年に、Google Cloudが2020年に実額開示へ踏み切った後も、マイクロソフトはAzure単体の売上実額の公開を控えてきた。今回、純粋なインフラとしてのAzure売上高を明示し、さらにエージェント事業を中核セグメント名に冠したことは、AI推論・学習インフラと自律型AIエージェントの2軸を成長の主柱として投資家に訴求する明確な戦略転換を意味している。
引用元:CNBC | Thurrott.com | TNW | Business

CNBC
Microsoft to start disclosing Azure quarterly revenue as company consolidates business units
Microsoft will begin reporting quarterly Azure revenue in dollars for the first time, providing more clarity about its business that competes with AWS.
https://www.cnbc.com/2026/09/02/microsoft-to-disclose-azure-revenue-as-part-of-segment-changes.html

TNW | Business
Microsoft finally puts a dollar figure on Azure, and narrows what Azure means
Microsoft is disclosing Azure's quarterly revenue for the first time, and narrowing what counts as Azure, as the EU decides whether to designate it.
https://thenextweb.com/news/microsoft-azure-quarterly-revenue-disclosure-agents-and-infra-segment-dma-gatekeeper-designation