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米Meta(米大手テック企業、Ray-Ban MetaスマートグラスやLlamaモデルを展開)は、スマートグラス(Ray-Ban Meta(MetaとEssilorLuxotticaが共同開発したカメラ・AI機能搭載のスマートグラス) / Meta Glasses(Metaが展開するAI音声・撮影対応スマートグラスシリーズ))において、録画通知用LEDを隠して盗撮を行う抜け穴を遮断するソフトウェアアップデートの配信を開始した。撮影開始後にLEDを手やテープで覆った場合でも、センサーが遮蔽を検知して自動的にカメラ機能を停止する。

Engadgetの報道によると、MetaのAR担当バイスプレジデントであるアレックス・ヒメル(Alex Himel)氏がThreads上でこの修正を発表した。
「従来からLEDが遮られている状態では録画が開始されない設計でしたが、録画を開始した直後にLEDを覆い隠して回避しようとする手法が存在していました。現在展開中の修正により、録画中にライトが覆われた場合にもカメラが即座に動作を停止するようになります」
Metaは過去2か月間で2度目となるプライバシー保護アップデートを実施しており、前月にはLEDに対する物理的な破損や改造を検知した際にカメラを無効化する機能を導入していた。
Metaは技術的な対策に加え、一般市民向けの啓発キャンペーンを展開している。ロサンゼルスなどに設置された屋外広告では「着用者だけでなく、周囲のすべての人のために設計されている」とのメッセージを掲げ、撮影時にLEDが点灯する仕組みを説明している。
| 対策項目 | 内容 | 導入時期 |
|---|---|---|
| 撮影中LED遮蔽停止 | 録画中のLED覆い隠しを検知して強制停止 | 2026年8月配信開始 |
| 物理破損・改造検知 | LEDの物理的破損や断線を検知してカメラ無効化 | 2026年7月導入済み |
| 屋外啓発広告 | 周囲への配慮とLEDの意味を周知するキャンペーン | ロサンゼルス等で展開中 |
スマートグラスの普及に伴い、公共空間での無断撮影や悪用に対する懸念が高まっている。安価な遮蔽シールを用いた回避策やSNS上での不適切動画の投稿に対して、Instagramのアカウント停止処分などプラットフォーム側での対応も進められている。
ハードウェア側でLEDの点灯を強制し、ソフトウェア側で動的な遮蔽検知を行うアプローチは、AIグラスが社会的に受容されるための必須要件となりつつある。
スマートグラスに搭載されるAI機能(リアルタイム視覚解析や対話AI)の進化に伴い、カメラが常に周囲を捉える機会が増加している。欧米を中心にバイスタンダー(周囲の第三者)のプライバシー保護を巡る法規制の議論が活発化しており、今後もハード・ソフト両面での不正防止策の強化が続くとみられる。
引用元:Engadget