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米ミネソタ州において、AI技術などを用いて人物の画像を加工し露出度の高い状態に変換する「ヌード化(nudification)」アプリやサービスを禁止する新法が施行された。本法律はAIベースであるかを問わず適用され、被害者がサービス提供者を提訴できる仕組みや、画像の生成およびアクセスごとに最大50万ドルの罰金を科す厳しいペナルティを含んでいる。
イーロン・マスク氏率いるxAI(SpaceXAI)は、自社が提供するAIチャットボット「Grok」などの影響を考慮し、法執行の直前に一時差し止め命令(仮処分)を求める訴訟を提起していたが、合衆国地区裁判所のドノバン・フランク判事によってその申請は却下された。
ミネソタ州の新法では、認識可能な人物の写真を加工してプライベートな部位を露出させる行為を「ヌード化」と定義している。対象となる加工はボタン一つで容易に行える手軽な画像生成・改変を指し、高度な技術や芸術的スキルを要する手動編集などは対象外とされている。
xAI側はミネソタ州司法長官を相手取り提起した訴訟の中で、新法の定義が広汎すぎると主張。無害な風刺やジョーク目的のAI画像生成(政治家の水着姿や相撲の回し姿などの加工画像)まで規制対象に含まれてしまう懸念を示していた。
しかしフランク判事は、法律が署名されてから約3ヶ月が経過し、施行のわずか3日前に仮処分が申請されたタイミングを指摘。「訴訟提起および申し立ての遅れは、即座に被る損害の緊急性が乏しいことを示唆している」として差し止め請求を却下する決定を下した。
xAIの画像生成AI「Grok」を巡っては、過去に同意のない性的画像や不適切な画像が大量に生成されたことが問題視され、規制や安全対策の強化が強く求められていた。X(旧Twitter)およびxAI側は不適切な生成機能を制限し、未同意の性的コンテンツや児童性的搾取に対してゼロトランスレランスの方針で対応していると表明している。
今回の決定により、ミネソタ州におけるヌード化禁止法は予定通り効力を維持することとなった。ディープフェイクやAI生成コンテンツによるプライバシー侵害・性的被害を防ぐための法的規制が本格化する中、AI開発企業には厳格なセーフガードの導入と法遵守が強く求められている。
出典: gizmodo.com
引用元: gizmodo.com