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Perplexityのセキュリティ研究チームは、ローカル環境や開発者端末(エンドポイント)上で実行されるAIエージェントの動作を検知・防御・調査するためのオープンソースセキュリティスイート「Numbat」を公開しました。macOS、Linux、Windowsの主要OS環境に対応し、AIエージェントの暴走や意図しない機密データ流出を防ぎます。
Numbatは、Claude Code(Anthropicが開発するCLIベースのAIコーディングエージェント)やCodexなどのローカルAIエージェントが実行するシステムコマンドやファイル書き込み、ネットワーク通信をリアルタイムに監視するツールセットです。エージェントが持つフック機構やOpenTelemetry(OTLP)テレメトリと連携し、リスクの高い挙動をシステムレベルで検出します。
例えば、sudoers 設定ファイルの改ざん(privilege.sudoers_tamper)や、機密情報マネージャーから鍵を取得した直後に外部へ送信するような連続攻撃パターン(chain.secret_manager_read_then_egress)を52種類の組み込みルールによって即座に検知・ブロックできます。
従来の端末セキュリティ製品(EDR)は人間の操作や一般的なプロセス動作の監視に最適化されており、AIエージェント特有の「マルチステップの自律処理」によるリスクを見落とす危険がありました。Numbatはエージェントのセッションコンテキストや履歴タイムラインを正規化して解析するため、誤検知を抑えつつピンポイントでの異常検知が可能です。
企業や開発者にとっては、オープンソースとして提供されるため、自社のセキュリティ要件に合わせた検知ルールの追加(CEL言語による記述)やローカルのみでのテレメトリ完結運用が容易である点が大きな価値となります。
自律型AIエージェントが日常のコーディングやシステム運用に深く浸透する中、Prompt Injection(プロンプトインジェクション)や供給網攻撃によるエージェントの悪用は深刻な脅威となっています。Numbatのような端末直下の防衛基盤が標準化されることで、開発者は安心して高度なAIエージェントを業務に活用できるようになります。