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Qualcomm(クアルコム)は、2026年第3四半期(4~6月期)の決算を発表しました。モバイル向けチップセット事業の需要回復により良好な業績を収めた一方、2026年9月1日よりスマートフォン向け各種プロセッサ(Snapdragonシリーズなど)の供給価格を引き上げると発表しました。
発表された決算数値では、プレミアム価格帯のスマートフォン向けSoC(System on Chip)および自動車(Automotive)向け半導体の出荷が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回りました。
しかし、オンデバイスAI処理を実行するためのNPU(ニューラル処理装置)の高性能化や、最先端プロセスノード(3nm以下)の採用に伴うファブ(製造受託会社)への委託コストが急増しています。これら開発・製造コストの上昇を製品価格へ転嫁するため、9月1日からの価格改定に踏み切ったとしています。
スマートフォン向け主要チップメーカーであるQualcommの値上げ決定は、次世代スマートフォン製品の販売価格へ直接的な押し上げ圧力となります。
特に日本の通信キャリアやスマートフォン開発メーカーにとっても、円安傾向と相まって端末調達コストが一段と高騰する懸念が生じます。秋以降に登場するフラグシップおよびミドルレンジスマートフォンの価格設定に影響を及ぼす可能性が高いため、消費者や業界関係者は注視が必要です。
AI半導体の要求スペックが高まるにつれ、半導体設計企業側のコスト負担は過去最高レベルに達しています。Qualcommの値上げが他の競合チップベンダーにも波及するかどうか、また価格上昇に伴いスマートフォン市場の買い替えサイクルがどう変化するかが今後の焦点となります。
引用元:GIGAZINE
引用元:GIGAZINE