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OpenAIの最高財務責任者(CFO)であるサラ・フライアー(Sarah Friar)氏が、企業におけるAI投資の費用対効果を客観的に評価するための新しいフレームワークを発表した。従来の「トークン単価の安さ」や「アクティブユーザー数」ではなく、「成果を挙げたタスクあたりの実質コスト」を評価軸に据えるアプローチである。
フライアー氏が提唱するスコアカードは、Useful Intelligence per Dollar(1ドル投資するごとに得られる実用的なタスク達成成果の指標)と呼ばれる概念である。
具体的には以下の4つの問いに回答する形で構成される。
フライアー氏は「1トークンあたりの価格が最も安いモデルが、必ずしも最小のタスク成果コストを実現するとは限らない」と指摘する。
安価なモデルであっても、回答精度の低さからリトライ(再試行)、人間による修正確認、待ち時間が増加した場合、エンジニアの人件費や総コンピュートコストを含めた全体費用は膨らむ。高機能なフロンティアモデルが一発で正確な回答を出力する方が、最終的な成果物1件あたりのトータルコストは抑えられるというロジックだ。
経営コンサルタントのザビエル・ツァン(Xavier Tsang)氏も本提案を評価し、「単なるライセンス購入数やログイン率ではなく、AIが実際に完了した業務量と信頼性を測定することこそが真の企業価値につながる」と述べた。
今後は、人間の介入頻度や不具合発生時の復旧コストも含めた包括的なROI(投資対効果)指標が、企業におけるAI採用判断の標準になると予想される。
引用元:Laurie Sullivan