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OpenAIが最新の大規模言語モデル(LLM)「GPT-5.6」をChatGPTやAPI向けにリリースした同日、Microsoftは「Microsoft 365 Copilot」にも同モデルを迅速に追加しました。しかし、ChatGPTが搭載モデルの固有名を明確に表示しているのに対し、MicrosoftはCopilot内で独自の簡略化された名称にリネームして提供しており、ユーザーが実際にどのモデルを利用しているのか判別しづらい状況となっています。
OpenAIが発表したGPT-5.6には、性能や役割に応じて以下の3種類が用意されています。
GPT-5.6は全体としてリソース(トークン消費量)の効率化が図られており、開発元の評価では、Solが従来の競合モデル(AnthropicのFable 5など)を上回るコーディング精度を示しながら、応答時間やコストを大幅に削減しているとされます。
ChatGPTなどのUIでは「GPT-5.6 Sol」といった選択肢が表示されますが、WordなどのMicrosoft 365アプリに搭載されたCopilotでは、モデル選択欄に以下の2つの選択肢のみが表示されます。
ExcelやPowerPointにいたっては、モデル選択欄に「GPT-5.6」とだけ表示されており、どのモデルバリアントが使われているのか公式に説明されていません。
GPT-5.6の搭載により、Officeドキュメントやスライド資料のデザイン性向上、複雑な財務モデルや数式の処理精度の改善といった実用上の恩恵が期待できます。特にスライド作成においては実用レベルの成果物を出力できるようになったとの指摘もあります。しかし、Microsoftがパートナー企業のモデル名を隠蔽する姿勢は、どのAIモデルをどのようなコストと品質で利用しているかを正確に把握したい企業ユーザーにとって、不透明さを残す懸念材料となっています。
