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業務用PCのレンタルなどを行うSSマーケットが、企業のPC調達・管理担当者545人を対象に実施した意識調査の結果、AI(人工知能)処理専用プロセッサである「NPU」を搭載した「AI PC」について、74.1%の企業が既に導入したか、あるいは導入を前向きに検討していることが明らかになりました。一方で、性能の高いPCを導入しても「使いこなせないのではないか」といった懸念や、PC調達にかかるコストの上昇も浮き彫りになっています。
PC調達における不安要素として、最も多かった回答は「AI活用のためにスペック(製品の性能や仕様)を上げても、社員が使いこなせないリスクがある」(50.6%)でした。これに「AI技術の急速な進化に購入したPCのスペックが追いつかなくなる(陳腐化する)」(47.0%)が続いており、高い初期費用をかけて導入した高性能PCが短期間で無駄になることへの警戒感が示されています。また、実際に74.7%の担当者が2024年以降PCの調達コスト上昇を感じています。
生成AIの業務利用に伴い、55.0%の企業が「利用ルール・ガイドラインの整備」を行い、50.3%がシャドーIT(企業の許可を得ずに業務で使用されるIT機器やサービス)対策としての「ツールの承認・制限」などの対策を講じています。今後のPC調達で重視する項目では、「セキュリティ対応」(54.3%)に次いで、「必要な時に必要なスペックへ変えられる柔軟性」(46.6%)が挙げられており、変化の激しい状況に対応できる調達手法が求められています。
SSマーケット代表取締役の星山常進氏は、AIの進化と社内の活用状況が目まぐるしく変化する現在において、購入によるPC調達は「使いこなせないリスク」と「性能不足で陳腐化するリスク」の二重の課題をはらんでいると指摘しています。今後は、状況に応じてスペックや台数を柔軟に変更できるサブスクリプション(定額利用)やレンタルなどの仕組みを取り入れ、調達リスクを平準化する企業が増えていくと考えられます。
引用元:後藤大地