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米Metaは7月7日(現地時間)、同社のスマートグラス「Meta AI Glasses(メタ・AI・グラス)」のプライバシー保護機能とセキュリティに関するFAQ(よくある質問と回答)を公開しました。現在何百万人ものユーザーが音楽鑑賞やハンズフリー撮影、AIアシスタント機能に同デバイスを利用する中、プライバシー上の懸念に対処するためのセーフガード(安全対策)を詳しく説明しています。特に、撮影中であることを周囲に示すLEDインジケーターを隠す、あるいは物理的に破壊する不正改造行為(タンパリング)を検知した場合に、カメラ機能を自動的に無効化する新しい取り組みが公表されました。
Meta AI Glassesの前面には、写真や動画の撮影中に白く点滅する「キャプチャーLED」が搭載されており、周囲の人々に撮影中であることを通知します。このLEDには消灯スイッチがなく、日中でも視認しやすい輝度と点滅周期に調整されています。第二世代のデバイス以降、このLEDがテープなどで塞がれた場合、検知機能によってLEDの遮断が解消されるまで写真や動画の撮影が無効化される仕様になっています。
最近では、テープによる閉塞にとどまらず、LEDを物理的に破壊・改造する巧妙な試みが見られることから、Metaは検知技術を更新しました。 LEDの物理的な改ざんや破損を検出した際にも、自動でカメラ機能を無効化するセーフガードを適用しています。また、Metaのプラットフォーム上(Marketplaceなど)でLED改造サービスを提供する広告や投稿、アカウントの削除を行うとともに、プラットフォーム内外で改造サービスを販売する業者に対して法的措置を講じていることも明かされました。
デバイスで撮影された写真や動画は、まずグラス内部のローカルストレージに非公開で保存されます。ユーザーがスマートフォンの専用アプリへ手動でインポートするまでは完全にローカルに留まり、インポート後はスマートフォンの標準的な写真と同様に扱われます。Meta AIとの共有やソーシャルメディアへの投稿はユーザーの明示的な選択によってのみ実行されます。
ウェアラブル技術が社会に広く普及するためには、装用者だけでなく周囲の人物との信頼関係の構築が不可欠です。Metaが撮影LEDの物理的破壊や隠蔽を検知してカメラ自体を無効化する強力なセーフガードを導入したことは、盗撮などの悪用を技術的かつ法的に排除する姿勢を示しています。今後スマートグラス市場が拡大する中で、このようなプライバシー保護へのアプローチが業界の標準となってっていくことが予想されます。