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中国のAIユニコーン企業であるDeepSeekは、自社のV4 AIモデルのAPIサービスに対し、ピーク時間帯の追加料金(ピークアワー・サチャージ)を導入することを発表しました。これに伴い、北京時間の午前9時〜正午、および午後2時〜午後6時の間、APIアクセス価格が通常時の2倍になります。
DeepSeekが送信したメールによると、ピーク時間帯における「V4 Pro」モデルの出力トークン1000万個あたりの利用料金は、標準の6元(約0.88米ドル)から12元(約1.77米ドル)へと2倍に設定されます。この時間帯別サチャージ方式は、すべてのV4シリーズのモデルに適用される予定です。
DeepSeekは2026年5月にV4 APIのアクセス価格を恒久的に75%値下げしたことで、ByteDanceやTencentなどが軒並み値下げに走る激しい価格競争の引き金となりました。今回のピークサチャージの導入理由について、同社は「リソースの配分最適化と、高負荷時におけるAPIサービスの安定性向上のため」と顧客向けに説明しており、サーバー負荷が一定時間帯に集中する問題を緩和する狙いがあります。
他社を圧倒する低価格路線で市場の注目を集めたDeepSeekですが、今回の時間帯課金制度の導入は、無制限な安売りだけでは膨大に膨らむアクセス負荷とサーバーコストを賄いきれないインフラ面での現実的な課題を示しています。中国のAI市場における価格重視の競争が、安定性とサービス品質の確保へとシフトする契機となるかが注目されます。