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Anthropicは、ターミナル上で動作するエージェント型コーディングツール「Claude Code」のバージョン v2.1.183 をリリースしました。今回のリリースでは、ユーザーが明示的に意図していない破壊的なコマンド実行を防ぐ安全性強化が中心的な変更点となっており、合わせてモデル変更時の警告表示や複数のバグ修正も行われています。
git reset --hard、git checkout -- .、git clean -fd、git stash drop といったローカルの作業内容を破棄する可能性のあるGitコマンドについて、ユーザーが作業の破棄を明示的に要求していない場合は実行をブロックするようになりました。また、git commit --amend についても、そのセッション中にエージェント自身が作成していないコミットに対しては実行をブロックします。同様に、Terraform等のdestroy系操作もブロックされます。
リクエストしたモデルが非推奨になっていたり、自動的に新しいモデルへ更新される場合に警告が表示されるようになりました。この警告は標準エラー出力や -p(プリントモード)でも対応しています。加えて、コミットやPRからセッションリンクを省略できる attribution.sessionUrl 設定や、/config --help コマンドが追加されました。
サブエージェント生成時に発生していた400エラーやセッションタイトル生成時のエラー、サブエージェントでのWebSearchが空の結果を返す問題が修正されました。また、Windows Terminalでの長時間のネストしたサブエージェント実行時にフルスクリーン表示が崩れる問題や、tmuxのチームメイトペインがシェルの初期化が遅い環境で起動に失敗する問題なども修正されています。
今回のリリースは、エージェントが意図せずユーザーのローカル環境やインフラ構成を破壊してしまうリスクを抑える安全性強化が主眼となっています。自律的にコマンドを実行するエージェント型コーディングツールが広く使われる中で、不可逆な操作を防ぐガードレールの整備は実運用上の信頼性向上に直結するものであり、今後も同様の安全機構の拡充が期待されます。