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Microsoft 365 Copilotが提供する「エージェント」機能は、自律的に業務プロセスを実行する「エージェンティック・オートメーション」の基盤として注目を集めています。その中でも導入しやすい「宣言型エージェント」の活用と導入ステップについて整理されました。
エージェントの導入は「使う」「少し整える」「本格化する」の3段階で進めることが推奨されています。M365チャットからノーコードで作成可能な「Agent Builder」では、最大8,000文字の指示(Instructions)を入力し、特定のSharePoint/OneDriveファイルを参照させることで、特定業務に特化したエージェントを迅速に構築できます。基幹システムとの連携や厳密な権限制御が必要な場合は、統合開発環境であるCopilot Studioへと移行します。
セキュリティの懸念に対しては、エージェントが既存のファイルアクセス権限をそのまま引き継ぐ設計になっています。利用者の閲覧権限を超えてSharePoint内の機密ファイルをAIが勝手に引き出すことはできないため、従来のデータ管理体制が維持されていれば安全に利用可能です。また、入力プロンプトはAIの学習に利用されず、Microsoft Purviewでの監査ログ追跡にも対応しています。
宣言型エージェントは、Officeエコシステム内で簡単に業務自動化を開始できる強力なツールです。適切なデータガバナンスとセキュリティ権限を引き継ぐ設計により、企業はセキュリティ懸念を最小限に抑えながら業務効率化を進めることができます。