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米OpenAIは、AGI(汎用人工知能。人間のように多様なタスクを実行できるAI)の恩恵を広く社会に分散させ、安全性を確保するための長期的なビジョンと行動計画「Built to benefit everyone: our plan」を公表しました。同社は現在、研究フェーズ、製品展開フェーズを経て、先進的なAIを豊富かつ手頃な価格で提供する「第3フェーズ」へ移行したと宣言しています。この中で、2028年3月までに研究の大半をAIと人間の共同作業にする「自動AI研究者」の構築など、3つの主要目標を明らかにしました。
OpenAIの発表によると、同社は社会全体の「AIレジリエンス(AIに対する社会的な適応・回復力)」を高めるため、AIの力を一部の企業や政府に集中させず、世界中に分散させるアプローチを重視しています。また、すべての業務を完全に自動化することに対しては「危険かつ不十分である」と否定的な見解を示し、最終的な意思決定や価値観の適用には人間が介在し続ける重要性を強調しました。
同社が掲げた具体的な3つの主要目標は以下の通りです。
OpenAIは、先進的なAI開発において国家間や商業的な競争が激化する現状を踏まえ、長期的には破滅的なリスクを低減するための「国際機関」の設立が必要であるとの見解を表明しました。この機関は、社会のレジリエンスや安全対策の開発が追いつくよう、必要に応じて最先端AIの開発を一時的に遅らせるなどの国際的な協調行動を可能にすることを目的としています。このように、同社は単なる技術開発にとどまらず、社会制度や国際ガバナンスのあり方についても具体的な方針を示しました。