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米フロリダ州のジェームズ・ウスマイヤー司法長官は、現地時間2026年6月1日、米OpenAIと同社の最高経営責任者(CEO)であるサム・アルトマン氏を提訴したと発表しました。ウスマイヤー司法長官は、同社とアルトマン氏が社内外から寄せられていたAI(人工知能)の安全性に関する警告を無視し、無謀な形でChatGPTを社会に導入したと非難。「危険な製品を何百万人ものフロリダ州民に提供し、特に子供たちを大きな危険にさらした」と提訴の理由を説明しています。
訴状では、OpenAIとアルトマン氏がユーザーの安全よりも市場投入のスピードと商業的利益を優先し、ChatGPTの能力や安全性について虚偽の説明を行ったと主張しています。具体的な問題として以下の点が挙げられています。
これに対し、OpenAIの広報担当者はメディアを通じて声明を発表し、「AIは新しく強力な技術であり、未成年者には十分な保護が必要だと考えている。だからこそ、業界をリードする保護策とポリシーを導入している」と反論しました。具体的には、未成年者専用の保護された体験や、年齢予測ツール、保護者が子供の利用状況を監視できるツールなどを製品に直接組み込んでいると説明しています。 また、同社のドリュー・プサテリ氏は、銃乱射事件について「ChatGPTはこの恐ろしい犯罪に責任はない」とし、ChatGPTはインターネット上の公開情報源に基づく事実の回答を提供しただけで、違法行為を助長したわけではないと述べています。
今回の提訴は、国家や州政府などの公的機関が、OpenAIとサム・アルトマンCEOの双方を直接対象として起こした全米初の訴訟となります。
編集部注:これまでは犠牲者の遺族らによる個別の民事訴訟にとどまっていましたが、州政府という公的な主体が「ChatGPTは危険な製品である」と法的に主張したことは、生成AIの開発企業に対する安全対策(ガードレール)の法的な義務付けや、業界全体の規制強化を巡る議論において、大きなターニングポイントになると見られます。今後の裁判の行方に大きな注目が集まっています。
ITmedia NEWS
フロリダ州がOpenAIとアルトマンCEOを提訴 ChatGPTを「子供を危険にさらす製品」と非難
米フロリダ州は、OpenAIとサム・アルトマンCEOを提訴した。同州司法長官は、OpenAIが安全に関する警告を無視してChatGPTを導入し、利用者を自殺誘導や銃乱射事件の幇助などの危険にさらし、未成年者を依存状態に陥れたと主張。同州は4月、州内の銃乱射事件に関連して刑事捜査も開始している。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2606/02/news063.html

GIGAZINE
「危険なChatGPTをリリースした」としてOpenAIとサム・アルトマンがフロリダ州司法長官に提訴される
アメリカ・フロリダ州の司法長官を務めるジェームズ・ウスマイヤー氏が、欺瞞(まん)行為と損害を理由にOpenAIとサム・アルトマンCEOに対して訴訟を提起しました。
https://gigazine.net/news/20260602-florida-sues-openai-sam-altman

the Guardian
Florida sues OpenAI and Sam Altman over 'dangerous' ChatGPT
State sues maker of ChatGPT and CEO Sam Altman, alleging company ‘allowed a dangerous product to reach millions’
https://www.theguardian.com/technology/2026/jun/01/florida-lawsuit-openai-sam-altman