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米Googleは、対話型AI「Gemini(Googleが開発するマルチモーダルAIモデルおよびアシスタントサービス)」のアプリにおいて、応答方法や外部サービス連携の設定を一元管理できる新しい「カスタマイズ」画面の提供を開始した。ユーザーは個人の執筆スタイルや業務に応じた指示設定と、外部ツールとの接続管理を1箇所で集約して行えるようになる。
本機能はWeb版、モバイル版、ならびにWindowsおよびmacOS向けのデスクトップアプリを対象に世界規模で順次展開されている。
新設された「カスタマイズ」画面は、主に「スキル」と「コネクタ」という2つの設定区分で構成されている。
[スキル]領域では、日々の反復的な業務の自動化や、生成される回答の文体・トーンの指定、特定の出力形式(箇条書きや要約形式など)に合わせたカスタムスキルやプロンプト設定を柔軟に構成できる。これにより、プロンプトを都度入力する手間を削減し、一貫したアウトプットを得やすくなる。
[コネクタ]領域では、Google純正の各種サービスに加えて、40種類以上の外部サービスとのデータ接続を管理できる。ユーザーは連携させたいアプリケーションを任意にオン/オフでき、付与されたアクセス権限の確認や連携解除の操作もいつでも実行可能である。
展開スケジュールと対応環境は以下のとおり整理されている。
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 対象プラットフォーム | Webブラウザ版、モバイルアプリ版、デスクトップアプリ版(Windows / macOS) |
| 対象アカウント | Google Workspace、Google Workspace Individual、個人向けGoogle アカウント |
| ロールアウト期間 | 10月13日より即時・計画的リリースドメインで開始、最大15日間で順次適用 |
| 外部連携の言語環境 | 大半のコネクタは米国の英語環境で先行提供(一部は他の英語圏、ブラジル、インドで提供) |
日本の読者にとって重要な留意点として、連携可能な40以上のコネクタの大半が「米国の英語環境」を主対象として先行公開されている点がある。日本国内の日本語アカウント環境において、すべてのサードパーティ製コネクタが即座に利用可能になるわけではなく、多言語への本格展開の時期やローカルサービスへの対応状況は順次確認が必要となる。
編集部注: これまでAIアプリにおける「指示プロンプトの調整」と「外部データやツールの連携」は別々のメニューに分かれていることが多く、ユーザーにとって設定管理が煩雑になりがちだった。Googleが今回これらを「カスタマイズ」として1つの画面に統合したことは、Geminiを単なるチャットボットから日常の業務を代行する「AIエージェント(自律的にタスクを計画・実行するAIシステム)」へと進化させるUI基盤の整理と位置づけられる。
特にデスクトップアプリを含む全プラットフォームで一元化されたことで、業務環境を問わずパーソナライズされた設定を即座に呼び出せる利便性が評価されるだろう。
引用元:窓の杜