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OpenAIは、デスクトップ向けアプリケーションである「ChatGPT」および「Codex」において、ローカルディスクへの状態データ保存方式を最適化し、ディスク使用量を約60%削減したことを明らかにした。頻繁に対話やコーディングセッションを行うヘビーユーザーの間で深刻化していたストレージ圧迫問題に対応した形となる。

米OpenAIのTibo氏が2026年10月13日(米国時間)にソーシャルメディアのX上で公表した。同氏によると、デスクトップ版のChatGPTおよびCodexがディスク上に保持する状態データ(state)の格納処理を抜本的に見直し、保存容量を従来の4割程度にまで圧縮・削減することに成功したという。
同氏は今回の更新を「小規模なリリース」と位置づけつつも、長期的にアプリを使い込み大量のセッションログを蓄積するパワーユーザーから「ディスク容量が枯渇する」という苦情やフィードバックが多数寄せられていたことを受けた改善措置であると説明している。
またOpenAIは、2026年9月29日の「DevDay 2026」で披露したチーム向け共同作業空間「ChatGPT Space」の使い方についても改めて案内している。Pro、Business、Enterpriseプランの利用者がWeb版およびデスクトップアプリからアクセス可能だ。
ChatGPT Spaceでは、チームメンバーとAIが一体となって常に最新化されるドキュメントを共同作成・編集できる。文書内でChatGPTや常時稼働型エージェント「dots」をメンション指定(タグ付け)することで、文面の校正やタスクの進行支援を指示できるほか、外部ツール連携による自動情報更新にも対応している。今回のローカルディスク軽量化は、こうした多機能化が進むデスクトップ環境の快適性を下支えする。
日本の開発者やビジネスパーソンにとっても、業務端末としてSSD容量に制限のあるノートPC(特に256GBや512GBモデル)を利用しているケースは多く、CodexやChatGPTの常駐運用によるストレージ消費の緩和は作業快適性の向上に直結する。
一方で、既存のローカルキャッシュがアップデートによって自動的に縮小されるのか、あるいは手動でのキャッシュクリアや再インストールが必要になるかといった移行手順の技術的詳細については明言されていない。また、Windows版やMac版などOSごとの適用状況の差分についても今後の公式アナウンスを確認したい。
AIアシスタントやコーディングエージェントが「ブラウザ上の単なるチャット」から「ローカルリソースを常時消費するデスクトップ統合型環境」へと進化する過程で、メモリやディスクなど端末側リソースの効率管理は製品競争力に直結する要素となっている。高度なエージェント連携や共同作業機能が追加される中で、クライアントアプリの基礎的なフットプリント削減に注力したことは、日常的な利用継続性を高める重要な施策といえる。
引用元:PC Watch