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米 Anthropic(安全性重視のAI研究・開発企業) は2026年10月16日、フロンティアAIモデルの安全性評価を行う非営利組織「METR(Model Evaluation and Threat Research)」に対し、同社従業員と同等の内部アクセス権(employee-like access)を付与し、社内に常駐させる「組み込み型評価者(embedded evaluators)」の運用を開始したと発表した。最先端AIの能力伸長に伴い、外部の専門機関が開発の深層まで踏み込んでリスクを客観検証できる監査体制を整備する。
Anthropicの公式発表によると、METRの評価チームに対して以下の環境と権限が提供された。
Anthropicは今回の取り組みに合わせ、外部評価機関との連携モデルを体系化した3層のアクセス枠組み(Tiers)を公開した。
| 階層 | 名称 | アクセス範囲と公表権限 | 該当機関の例 |
|---|---|---|---|
| Tier 1 | 限定的リスク調査 | 範囲を絞ったリスク評価。公表にはAnthropicの承認が必要 | SecureBio(生物・化学兵器リスク検証) |
| Tier 2 | 承認不要の公表権 | より広範な情報アクセス。Anthropicの事前承認なしで独自公表が可能 | 順次拡大予定 |
| Tier 3 | 社員並み組み込みアクセス | 社内常駐、社内ツール利用、独立した公表権(METRモデル) | METR(Model Evaluation and Threat Research) |
同社はAccentureやFacultyともパートナーシップを進めており、モデルのレッドチーミングや安全策のテストで協業しているほか、Hugging Faceとも初期的な協議を開始しているという。
今回の常駐監査体制は、金融機関における銀行監督機関の「常駐検査官(resident examiners)」に着想を得たものだ。従来の外部評価との違いは以下の通りである。
米ホワイトハウスの「超知能に関する合意(White House Accord on Super Intelligence)」に署名した各社において、自律的な第三者ガバナンスを実効化する先行モデルとして注目される。
引用元:Anthropic | ITmedia NEWS

Anthropic update on independent evaluators
Anthropic announces updates to embedding independent evaluators
https://www.anthropic.com/news/an-update-on-independent-evaluators
ITmedia NEWS
Anthropic、METRの評価チームを社内に常駐させ“従業員並み”のアクセス付与 公表に拒否権なし
Anthropicは、AI評価団体METRに従業員並みのアクセス権を与える常駐評価を開始した。端末やオフィスを提供して社内システムへのアクセスを認め、リスクや障害の独自公表を許可する。公表拒否はできず、伏せ字要請のみ可能。OpenAIも同様の外部評価機関受け入れを準備している。
https://www.itmedia.co.jp/news/article/2610/16/2000002315