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中国のAlibaba(アリババグループ)が、航空便遅延時の補償金請求やショッピングの返金手続き、車両整備予約などを自律的に代行する個人向けAIアシスタントQwen Go(Alibabaが準備する生活手続き代行向け自律型AIアシスタント)の提供準備を進めていることが2026年10月13日、中国メディアの報道により明らかになりました。
中国経済紙「毎日本報(National Business Daily)」などが報じたトライアル検証によると、Qwen Goはユーザーに代わって各種オンラインサービスへアクセスし、選択肢の比較やカスタマーサポートへの連絡を自動遂行します。
公開されたデモでは、アシスタントがユーザーの過去の搭乗履歴を走査して遅延補償の対象となるフライトを自動検出し、電話によるサポート窓口への連絡を試みました。電話が不通だった場合には自律的にテキストチャット窓口へ切り替え、規約に基づき70人民元(約1,500円)の現金補償を交渉して獲得することに成功しました。
| 代行タスク領域 | 具体的な処理内容・操作 |
|---|---|
| 旅行・交通 | フライト遅延履歴の照合、航空会社サポートとの補償交渉・現金受取 |
| 電子商取引 | 商品購入後の返金申請、返品手続きの代行 |
| 予約・生活支援 | 自動車整備の予約、スポーツ施設や運動場の枠確保 |
| ユーザー制御 | アシスタントの全操作を画面にリアルタイム表示、人間による中断・介入が可能 |
Qwen Goの大きな特徴は、AIによる自律代行でありながら、実行中のアクションがすべて画面上にリアルタイムで可視化される点です。ユーザーはAIの判断や外部サービスとのやり取りを随時監視でき、必要に応じて処理を一時停止したり、手動で操作を引き継いだりすることができます。
この機能強化は、Alibabaが同社のAIモデル「通義千問(Qwen)」と既存のEコマース、交通、デリバリー各事業の基盤を連携させる取り組みの一環として位置づけられています。
Qwen GoはAlibabaの中国国内プラットフォーム(淘宝網、高徳地図、Alipay等)との緊密な統合を前提としており、初期展開は中国本土のユーザーが中心になるとみられます。
日本国内の事業者や旅行者が利用する場合、中国の携帯電話番号や現地決済アカウントが必要となる可能性が高く、日本向けサービスへの展開や多言語対応は現時点で未確定です。また、アプリ単体として配信されるのか、既存のQwenアプリや淘宝アプリ内に統合されるのかについても正式な製品発表が待たれます。
これまで情報検索や要約にとどまっていた対話型AIが、外部サービスと直接通信して交渉や金銭の受取まで代行するフェーズへ移行しつつあります。電話がつながらない場合にチャットへ切り替えるような柔軟なフォールバック機能は、消費者向けエージェントの実用性を大きく高める好例と言えます。

TechNode
Alibaba prepares Qwen Go personal AI assistant for claims, bookings and shopping
Alibaba is preparing to introduce Qwen Go, a personal AI assistant that can handle tasks such as flight-delay compensation claims, shopping refunds,
https://technode.com/2026/10/13/alibaba-prepares-qwen-go-personal-ai-assistant-for-claims-bookings-and-shopping