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LINEヤフー株式会社は2026年10月5日、コミュニケーションアプリ「LINE」のトークルーム内でAIが予定調整を支援する新機能「日程調整エージェント(LINEトーク内で候補日作成から再調整までを代行するAI機能)」を、先行機能を試せる「LINEラボ」にて提供開始した。2026年4月に発表されたAIエージェント構想「Agent i」の取り組みの一つであり、候補日作成から参加者の回答補助、不一致時の個別再調整、決定した予定のカレンダー登録までをチャット上で完結させる。

公式プレスリリースによると、本機能は幹事や参加者が抱える「候補日の選定」「各自のスケジュール確認」「日程のすり合わせ」という手間をAIが肩代わりすることを目指している。
利用手順と機能の詳細は以下のとおりである。
なお、プライバシー保護の観点から、AIが参照するのはユーザー本人のカレンダー情報のみであり、他者のカレンダーや予定を直接閲覧することはない。基盤システムには「Gemini Enterprise Agent Platform(旧Vertex AI)」または「OpenAIのAPI」が採用されている。
日本のスマートフォン利用者の多くが日程調整に外部サービス(調整さんなど)や手作業のメッセージ確認を用いてきたが、本機能の導入によりトークルーム内でシームレスに調整が完結する利便性がもたらされる。特に、調整が難航した際に幹事自身が角を立てずに「日程変更のお願い」をしにくい場面でも、AIが中立的に個別提案を行うことで合意形成がスムーズになる効果が期待される。
留意点として、本機能は現時点で「LINEラボ」での提供であり、予告なく仕様変更や提供終了となる可能性がある。また、AIの初回利用時には情報利用に関する同意が必要であり、対象年齢は13歳以上と定められている。
LINEヤフーはYahoo! JAPANのAIアシスタントとLINEのAI機能を「Agent i」へと統合し、日常のあらゆるタスクをAIエージェントに委託できる環境作りを進めている。日程調整は、個人のカレンダーというプライバシー性の高いデータと、他者との合意形成という社会的なコミュニケーションが交差する複雑な領域である。
他人の予定を勝手に見せない厳格なプライバシー境界を保ちつつ、全員の空き状況を仲介して最適解を導く設計は、実生活に根ざしたマルチエージェント協調の好例といえる。LINEという圧倒的な国内基盤を持つプラットフォームでのエージェント実装は、日本における生成AI実用化の試金石となりそうだ。
引用元:LINEヤフー株式会社 | AI Watch

LINEヤフー株式会社
「LINE」、AIが友だちとの予定決めをサポートする「日程調整エージェント」機能を提供開始
候補日の提案から参加可否の回答、個別の日程調整までAIがサポート 決定した予定は「LINEカレンダー」へ登録可能
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/020864

AI Watch
LINEヤフー、AIが友人とのスケジュール決めをサポート「日程調整エージェント」
LINEヤフーは10月5日、コミュニケーションアプリ「LINE」において、AIが友だちとの予定決めをサポートする新機能「日程調整エージェント」を、「LINEラボ」から提供を開始した。この機能は、「Agent i」の取り組みの一つとして開発を進めてきたもののひとつ。
https://ai.watch.impress.co.jp/docs/news/2145668.html