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Metaは、第3世代AIスマートグラス「Ray-Ban Meta (Gen 3)」をインド市場において正式に発売した。価格は44,300インドルピー(INR)からで、meta.comやindia.ray-ban.comのほか、現地の家電量販店やアイウェア取扱店で展開される。同国における初のブランドアンバサダーとしてボリウッドの人気俳優ランヴィール・シン(Ranveer Singh)氏を起用し、人口世界一の巨大市場に向けてスマートフォンを取り出さずに利用できる日常型ウェアラブルAI(スマートグラスや時計など身につけて利用するAI端末)の普及を加速させる。
公式ニュースルームの発表によると、Ray-Ban Meta (Gen 3)は前世代(Gen 2)からデザインを一段とスリム化・軽量化しつつ、バッテリー駆動時間とAI連携の操作性を刷新した。
MetaはGen 3の投入に加えて、さらに軽量化したオーディオ特化モデル「Ray-Ban Meta Audio」の近日発売、および視覚AIエージェント「Muse」の搭載計画を公表した。
| 項目 | 前世代(Gen 2) | 第3世代(Gen 3) | 近日登場のAudioモデル |
|---|---|---|---|
| バッテリー駆動(単体) | 最大8時間 | 最大9時間 | 最大12時間(ケース併用時最大60時間) |
| 重量 | 約48〜50g | スリム化・軽量化 | 約43g(最軽量・最薄) |
| カメラ・動画 | 12MP / 1080p | 12MP / 3K Ultra HD | 非搭載(オーディオ・AI通話特化) |
| マイク構成 | 5マイクアレイ | 6マイクアレイ(騒音90%低減) | 高精度音声ピックアップマイク |
| AI機能 | 音声によるMeta AI | アクションボタン+Meta AI | 音声呼び出し+Muse視覚認識(予定) |
近日登場予定の「Ray-Ban Meta Audio」はわずか43グラムの軽量設計で、イヤホンに代わる音楽視聴や通話、音声アシスタント利用を想定している。また、数カ月以内に提供予定の「Muse」では、利用者の視界にある棚の商品や壁のチラシについて質問するだけで、AIが状況を把握して適切なアクションを実行できるようになる。
Ray-Ban Metaスマートグラスは北米・欧州を中心に大ヒットを記録しているが、日本国内においては電波法認証やプライバシー法制、度付きレンズ販売網の兼ね合いから正規販売が待望されている段階にある。今回のインド市場への大規模展開は、Metaがアジア主要地域への販売網を本格的に拡大し始めたことを示している。
また、カメラ搭載メガネに対して懸念されがちな盗撮等のプライバシー課題については、ハードウェア的に組み込まれた撮影警告LEDの点灯が維持されており、公共空間での利用マナーとセキュリティに配慮した設計が継続されている。
スマートグラス市場において、Metaは過剰なARディスプレイ表示を追わず、「高品質な眼鏡スタイル」「高音質スピーカー」「カメラ+Meta AI」という実用性の高いパッケージングに集中することで圧倒的なシェアを築いてきた。インドでの人気俳優起用と手頃な価格帯での投入は、スマートフォンに代わる新たな個人向けAIインターフェースの地位を固めるための布石である。さらに視覚認識エージェント「Muse」の実装が進めば、AIが常に人間の視覚コンテキストを共有する「常時接続型AI」の時代が現実味を帯びてくる。
引用元:Meta Newsroom