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米NVIDIAは、アフリカ地域における2件の大規模AIインフラストラクチャ計画において、モロッコが極めて重要なハブ拠点となることを公式発表を通じて確認しました。モロッコ最大の商業都市カサブランカ近郊に、初期総予算12億ドル・目標受電容量500メガワット(500MW)を見込むデータセンター施設「Nexus AI Factory」を建設するほか、アフリカ向けクラウド提携先であるCassava Technologiesを通じて、モロッコを含む複数国での分散型計算資源の整備を加速させます。
今回の発表で確認された2つのプロジェクトの骨子は以下の通りです。
データセンター新設において最大の障壁となる「電力制約」の観点から見たアフリカ主要国の比較状況は下表の通りです。
| 国・地域 | プロジェクト | 容量規模 | 主な課題とステータス |
|---|---|---|---|
| モロッコ | Nexus AI Factory | 500MW | TAQA Moroccoによる再エネ供給で電力網負荷を回避 |
| ケニア | Microsoft / G42 Olkaria | 1,000MW(修正後) | 国内総送電網(約3,000MW)に対する過大要求により計画停滞 |
| 南アフリカ | ケープタウン等データセンター群 | 174MW(7月承認分) | 住民や環境団体による電力・水資源の競合をめぐる訴訟問題に直面 |
| 全アフリカ合計 | 大陸全体の現行稼働施設 | 約409MW | Nexus AI Factory単独で大陸全体の現行容量を上回る規模 |
本プロジェクトの成否を分ける重要事項として、詳細な建設予定地、稼働開始のロードマップ、現地研究機関やスタートアップが本基盤へアクセスできる利用条件(いわゆるソブリンAIの実現度合い)に関する具体的な規定は現時点で未公表となっています。
編集部注: 先進国を中心にデータセンターの電力消費逼迫が深刻化する中、大規模な再生可能エネルギー開発を進めてきたモロッコが、AI計算インフラの受入国として急浮上しています。500MWという単独施設規模はアフリカ全土の稼働中データセンター総量(約409MW)を凌駕するものであり、ジブラルタル海峡を挟んで欧州と海底ケーブルで直結する地理的優位性と相まって、モロッコが欧州・アフリカ双方のAIワークロードを担う国際的なデータハブへと進化する布石と言えます。
引用元:iAfrica.com