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音声認識技術を開発する米スタートアップのDaVoice(ダボイス)は、AI対話型検索大手の米Perplexity AI(自然言語での対話形式で情報検索を行うサービスを提供する米AI企業)を相手取り、AIアシスタント起動用「ウェイクワード(発話によってデバイスの音声認識待機状態を起動させる特定のキーワード)」技術に関する営業秘密を盗用されたとして、カリフォルニア州連邦地方裁判所に提訴しました。

The Economic Timesの報道によると、本訴訟はカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所(事件番号: 3:26-cv-10909)に提起されました。
訴状(一部黒塗り)によると、両社は過去に特定の技術開発で協力関係にありました。DaVoice側は、その協業過程で共有された同社独自のソースコード、推論ロジック、ネットワークアーキテクチャ、学習手法、学習データ、技術ノウハウをPerplexityが無断で自社製品に組み込み、流用したと主張しています。
原告のDaVoiceは、端末が常時音声を監視し特定の合図で起動するウェイクワード認識の専業企業であり、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(Volkswagen)やIoTソリューション企業のSamsaraなどとの協業実績を有しています。一方、被告のPerplexityは対話型検索エンジンのほか、CometブラウザやAIアシスタント機能の拡張を進めています。
訴状に基づく係争のポイントおよび関連要素の整理は以下の通りです。
| 項目 | 原告(DaVoice)の主張 | 関連情報・背景 |
|---|---|---|
| 侵害対象 | ウェイクワード認識のソースコード、推論ロジック、学習データ | 端末側での常時待ち受けを可能にする音声処理技術 |
| 協業の経緯 | 過去の技術協力期間中に提供された機密情報の不正使用を主張 | 共同開発時の守秘義務契約(NDA)違反の有無が争点 |
| 採用実績 | 自動車大手VolkswagenやIoT大手Samsara等との連携実績 | 組み込み環境や車載向けエッジ音声認識に強み |
| 被告の事業 | AI検索エンジン、Cometブラウザ、AIアシスタント製品群 | 音声インターフェースの自社機能強化を推進中 |
編集部注: 生成AIサービスがテキスト入力中心のチャットから、スマートグラスや車載端末、音声操作アシスタントへと主戦場を移すにつれ、低消費電力で正確に起動する「エッジ音声起動技術」の価値が急速に高まっています。
スタートアップと大手AIプラットフォームとの協業において、共同開発段階で開示されたノウハウの流用を巡る紛争は増加傾向にあります。本訴訟の行方は、AI企業が外部パートナーの要素技術を取り込む際のアライアンス設計や知財防衛に大きな影響を与える可能性があります。
引用元:Economic Times