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GitHubは2026年9月16日、プルリクエストに対する脆弱性検査機能「AI Scan(AIを活用してコードの脆弱性を自動検出するセキュリティ機能)」の適用要件を緩和し、CodeQL(GitHubが提供する意味論的な静的コード解析エンジン)のデフォルトセットアップが構成されていないリポジトリでも動作可能にしたと発表しました。GitHub Advanced Security(GHAS)の利用組織を対象に、github.com上でパブリックプレビューとして提供を開始しています。
これまでGitHubのコードスキャニングにおけるAI Scanは、リポジトリ側でCodeQLのデフォルトセットアップが完了している環境に限定して提供されていました。今回の更新により、CodeQLの事前構成が行われていないリポジトリであっても、プルリクエスト作成時にAIベースの脆弱性検出が自動的に実行されるようになります。
管理権限や設定の階層構造は従来を踏襲しており、新たな設定作業は発生しません。
従来のCodeQLデフォルトセットアップと、今回のAI Scan単独運用の違いを整理します。
| 項目 | 従来のCodeQLデフォルトセットアップ連携 | 新たなAI Scan単独運用 |
|---|---|---|
| 事前セットアップ | リポジトリごとのCodeQL解析環境の構成が必須 | 組織レベルの有効化のみで追加設定不要 |
| 解析対象 | CodeQL対応言語かつビルド構成が通るコードベース | CodeQL未設定のリポジトリ上のプルリクエスト |
| CI実行リソース | リポジトリ側のアクション実行環境(Actions runner)を消費 | バックエンドのAI処理パイプラインで自動実行 |
| 主な検出特性 | 厳密なデータフロー解析やシンタックスツリー解析 | AIモデルによるパターン認識と文脈を踏まえた脆弱性検出 |
多くの開発組織において、大規模なモノレポや多様な言語が混在するリポジトリでは、CodeQLのビルド設定やコンパイル依存関係の解決が導入の障壁となっていました。今回の変更により、CodeQLのセットアップが追いついていない新規プロジェクトや軽量スクリプトのリポジトリでも、プルリクエスト作成直後からセキュリティチェックの恩恵を受けられるようになります。
引用元:The GitHub Blog