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Google DeepMind(Google傘下の先端AI研究機関)は、ゲーム環境を活用した15年間のAI研究の軌跡を総括するとともに、宇宙MMORPG「EVE Online(数万人のプレイヤーが単一サーバーで経済・政治活動を行う宇宙MMORPG)」開発元のFenris Creations(CCP Games)と提携した新たな汎用AIエージェント研究を発表した。
DeepMindは創業初期から、ゲームを「知能を測る鏡」として位置づけ、アルゴリズムの検証環境として活用してきた。
| 時代・研究フェーズ | 対象ゲーム・システム | 主な達成と科学的成果 |
|---|---|---|
| 2013年〜 | Atari 2600 | 画素入力からの深層強化学習(DQN)を確立 |
| 2016年〜2017年 | 囲碁(AlphaGo / AlphaZero) | 完全情報ゲームで人類最高峰に勝利、自己対戦学習の確立 |
| 2019年 | StarCraft II(AlphaStar) | 不完全情報・リアルタイム戦略でのグランドマスター到達 |
| 2024年〜 | 3D仮想世界(SIMA / SIMA 2) | 言語指示に従い多様な3Dゲームを操作する汎用基盤 |
| 2026年〜(現在) | EVE Online | 永続的な仮想経済・同盟政治・長期的交渉の自律的意思決定 |
EVE Onlineは、単一の共有宇宙の中で数万人以上の生身のプレイヤーが市場経済、領土支配、艦隊戦、外交交渉を繰り広げる複雑な仮想社会である。
これまでのゲームAIが「閉じたルールの勝敗」に焦点を当てていたのに対し、本研究では以下の未踏領域に挑む。
研究チームは、AIを「人間の代替」ではなく、ゲーム体験を豊かにしパーソナライズする「触媒」と位置づけている。
DeepMindがAlphaGoの技術をタンパク質構造予測AI「AlphaFold」へ昇華させたように、EVE Onlineのような複雑な社会システムで培われた意思決定モデルは、実世界の都市計画、国際サプライチェーンの耐障害性評価、大規模経済シミュレーションなどに応用可能である。
チェスや囲碁などの決定論的ゲームを制覇したAI研究は、ルールが固定されていない「開かれた社会環境」へと完全に軸足を移した。人間のプレイヤーが無数に交錯するEVE Onlineでの実験は、将来の自律型社会エージェントの安全性と協調性を検証する重要な実験場になるとみられる。
引用元:Google DeepMind | GIGAZINE

Google DeepMind + EVE Online: 4 Hard AI Problems
Google DeepMind is using EVE Online to study continual learning, deep memory, long-horizon planning, and multi-agent behavior. Here is what is real.
https://www.explainx.ai/blog/google-deepmind-eve-online-long-horizon-ai-agents-august-2026

GIGAZINE
Google DeepMindが宇宙MMORPG「EVE Online」でAIを訓練するプロジェクトを発表
Google DeepMindが宇宙MMORPG「EVE Online」の開発元であるFenris Creationsと進めている研究提携について、EVEシリーズをAI研究に活用する具体的な取り組みを明らかにしました。20年以上にわたってプレイヤーが経済や戦争、外交を作り上げてきたEVE Onlineの世界を使い、AIが長期間にわたって学習・記憶・計画しながら人間と関わるための技術を研究するとのことです。
https://gigazine.net/news/20260824-google-deepmind-eve-online-ai