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Googleと米Alphabet傘下の自動運転開発企業Waymoは、専用設計の自動運転車両「Ojai(Waymoが開発した専用設計の自動運転車両)」に、車内対話型AIとして「Gemini(Googleが開発する大規模マルチモーダルAIモデル)」を統合したと発表した。乗客は車内の画面操作または音声によって、車内空調の温度調整や移動ルート上の周辺情報の探索などをハンズフリーで行えるようになる。
今回の統合により、Waymoの自動運転タクシー「Ojai」に乗車した乗客は、車内ディスプレイのGeminiアイコンをタップすることで音声対話機能を利用できる。
乗客は運転席に人がいない車内で、以下のような操作や情報取得を音声で行うことが可能となる。
今回のシステム設計においてGoogleとWaymoが強調しているのが、自動運転制御とAIアシスタントの完全な独立性である。
車内AIであるGeminiは、車両の走行制御や障害物検知、ナビゲーションを司る自動運転システム「Waymo Driver」とは完全に切り離された状態で稼働する。また、乗客が画面のアイコンを押して明示的に起動するまで、Geminiは完全に非アクティブな状態を維持する設計となっている。これにより、会話内容やAIの動作が自動運転の安全性や走行ルートの判断に悪影響を及ぼさない仕組みを担保している。
従来の自動車における音声アシスタントは、ナビゲーションの設定や音楽再生などの簡易な操作コマンドに限定されることが多かった。しかし、完全自動運転車においては乗客全員が「運転から解放された乗員」となるため、車内での過ごし方そのものがサービスの差別化要因となる。
今回の取り組みは、移動中の時間を単なる移動ではなく「周辺情報の学習」「パーソナルな探索」へと変える試みであり、自動運転車両における車内インフォテインメントの新たな標準モデルとなる可能性がある。
発表時点において、Ojai以外のWaymo車両(既存のJaguar I-PACEベースの車両など)への展開予定や、英語以外の多言語対応の具体的なスケジュールは明らかにされていない。また、乗客の個人アカウントとの連携によるパーソナライズ機能の範囲についても今後の詳細発表が待たれる。
引用元:Google