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Alibaba Cloud(アリババクラウド)は、同社最大のAIモデルとなる「Qwen 3.8-Max(キューウェン 3.8 マックス)」を正式発表した。総パラメータ数は2.4兆(2.4T)に達し、MoE(MoE(エキスパート混合モデル):特定分野の専門サブネットワークを組み合わせる手法)構成により、トークン生成ごとに約950億(95B)のパラメータがアクティブ動作する。
発表によると、Qwen 3.8-Maxは100万トークン(約75万語)の巨大なコンテキストウィンドウに対応し、書籍や大規模なコードベースを一括処理できる。また、1回のレスポンスで最大131,072トークンの長分出力が可能だ。アリババは来週中にモデルの重み(オープンウェイト)を公開する予定であり、企業内環境に展開しやすい270億パラメータ(27B)の軽量版も準備されている。
価格面では、API利用料金を入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり6ドルに設定。キャッシュされた入力の再利用時には最少0.17ドルまで抑えられる。

自社公開のベンチマークにおいて、Qwen 3.8-Maxは論理的思考を測るPaperBenchなどで高いスコアを記録しているものの、ソフトウェアエンジニアリング評価であるSWE-bench ProではAnthropicのClaudeに後塵を拝している。また、これらは第三者機関による独立検証前のベンチマーク数値である点に留意が必要だ。
アリババは単なる対話型チャットボットにとどまらず、長期間にわたり自律的にコードを生成・テスト・デバッグする「AIエージェント」としての実用性を重視している。オープンウェイトの提供によりオンプレミスでのカスタマイズ需要を支える一方で、企業はサードパーティによる客観的な検証結果を見極めて導入を判断することが推奨される。
引用元:Economic Times