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スマートエネルギー(IT技術を活用した高効率なエネルギー制御)の世界的プロバイダーであるCHINTグループ(正泰集団)と、中国のクラウド大手アリババクラウド(Alibaba Cloud)が包括的な戦略的提携に合意した。両社は、人工知能(AI)大規模モデル(人間のような高度な文章処理を行うAI)の構築、クラウドおよびデータセンター向けインフラの共同開発、そして世界市場への共同進出の3分野において協力を推進する。
CHINTは、送配電やエネルギー管理における強みを活かし、アリババクラウドの国内外のデータセンターに対して次世代の配電システムを提供する。また、CHINTが手がける太陽光発電(PV)や蓄電システムのノウハウを導入し、データセンター向けのクリーン電力を供給する。これにより、電力消費が極めて大きいデータセンターのカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること)化を加速させる。
アリババクラウドは、自社開発の高度なAI大規模言語モデル「通義千問(Qwen)」の技術と堅牢なクラウドインフラをCHINTに提供する。CHINTはこのAI技術を活用して、スマートホームやスマート電力網、グリーンエネルギー運用をサポートする産業特化型のAIモデルやAIエージェント(自律的にタスクを遂行するAIシステム)を開発する。具体的には、電気製品の研究開発、サプライチェーンの最適化、太陽光発電所の自動保守管理などにAIを統合し、実務プロセスの知能化を進める計画だ。
今回の提携は、「算電協調」(コンピューティング能力と電力供給を連携・最適化させること)という新たな産業モデルを確立するものと見られる。アリババクラウドの32地域・105アベイラビリティゾーンにわたるグローバルインフラと、CHINTのスマートエネルギー機器の組み合わせにより、グローバル市場における中国発デジタル技術とグリーンインフラの競争力は一段と強まる見通しだ。
引用元:chintglobal.com