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中国のAIスタートアップ企業であるDeepSeekは、モデルエコシステムのメジャーアップデートとして「DeepSeek-V4-Flash-0731」を公開しました。あわせて同社は、自社基盤の拡張に向けたインフラ投資計画を発表し、内モンゴル自治区ウランチャブ市において総出力1ギガワット(1GW)規模のAIデータセンターを建設中であることを明らかにしました。
本アップデートにより、開発者はより大規模なコンテキスト処理と高いコード生成能力を備えた最新モデルを即座に利用可能となります。さらに大規模データセンターの建設により、今後のモデル学習と推論基盤の安定供給が期待されます。
今回公開された「DeepSeek-V4-Flash-0731」は、MoE(複数の専門家ネットワークを切り替えて処理する最適化手法)(専門家混合モデル)アーキテクチャを採用しています。モデル全体のパラメータ数は2,840億(284B)に達するものの、推論時に実際に稼働するアクティブパラメータ数は130億(13B)に抑えられており、高い計算効率を実現しています。コンテキストウィンドウは100万トークンまで拡張され、エージェント処理やコーディング領域のベンチマークにおいて大幅な性能向上が確認されています。本モデルはHugging Faceおよび互換APIエンドポイント経由でアクセス可能です。
インフラ面においては、北京から北西に約350キロメートル離れた内モンゴル自治区ウランチャブ市にて、1ギガワット規模の大型AIデータセンター構築が進められています。自社施設の建設に加えて地域の計算資源リースも組み合わせたプロジェクトであり、2027年後半から2028年初頭にかけての初期稼働を目指しています。
今回の発表は、DeepSeekがモデル性能の強化と自前インフラ基盤の整備を並行して推進していることを示しています。効率的なMoE構成により運用コストを抑えつつ長文文脈への対応力を高めたことで、多くのAI開発者や事業者にとって実用的な選択肢が増えることになります。
また、1ギガワットという大規模なデータセンターの構築は、今後の自社モデルの学習能力やAPIの安定提供能力を大きく左右する要因となります。世界的な計算リソース需要の高まりの中で、中国国内のデータセンター基盤を強化する動きとして今後の展開が注目されます。
引用元: www.japantimes.co.jp