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中国のオープンソースAIスタートアップDeepSeek(高性能なオープンAIモデルを提供する中国の新興AI企業)は、評価額約500億元を前提とした第2ラウンドの大型資金調達(目標額100億元/約14億ドル)を一時停止することを決定した。
今回の資金調達一時停止の主因は、第1ラウンドの非公開投資家ミーティングにおける約4時間の詳細なやり取りの文字起こしがインターネット上に流出したことにある。創業者・梁文鋒(Liang Wenfeng)氏が、同社のオープンソース戦略、技術ロードマップ、および計算資源の制約について率直に語った内容がSNS等で拡散された。
梁氏が非公開情報の取り扱いやセキュリティ漏洩に強い不満を示したことで、既存の民間VC主導の資金調達交渉が一時ストップした形だ。
民間ベンチャーキャピタルからの資金調達は中断されたものの、DeepSeekは上海証券取引所のハイテク企業向け市場「STAR Market」への新規株式公開(IPO)に向けた準備作業を計画通り継続している。
オープンソースモデルで急速に頭角を現したDeepSeekの資金動向は、オープンAIエコシステムの継続性や中国AI企業の国際展開にも影響を与えるため、日本の開発者コミュニティや投資家にとっても注視が必要だ。
急成長するAIスタートアップにおいて、機密情報管理と投資家とのコミュニケーション管理が経営上の重大なリスク要因となることが露呈した事例と言える。資本市場の冷え込みの中、公開市場(IPO)を通じた長期的な資金確保へのシフトが強まる可能性がある。