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GitHubは、開発者向けAIコーディング支援CLIツール「GitHub Copilot CLI(ターミナル上で動作するGitHub Copilotの対話型コマンドラインツール)」の安全対策アップデート(v1.0.71シリーズ)を配信しました。これまでシステムプロンプトの指示(制約)のみに依存していた「プランモード(計画フェーズ)」でのファイル書き込みなどの抜け穴が、ツール呼び出し層においてシステム的にハードブロックされるよう強化されました。
Copilot CLIには「プラン」「スタンダード」「オートパイロット」の3つの動作モードが搭載されています。計画の設計図を作成する「プランモード」において、以前の設計ではファイル編集やシェル変更ツールの呼び出しをランタイム側で阻止する仕組みがなく、モデルが指示を逸脱した場合に計画段階でファイルを書き換えてしまうリスクがありました。
今回のアップデートにより、以下のセキュリティ向上が施されています。
その他、音声入力モードで永続的なマイクデバイス設定を可能にする /voice devices コマンドの導入や、ターミナルでインタラクティブなUIを更新する「Canvas」機能へのサポート、従量課金コストを可視化する /chronicle コマンドのプロファイル強化といった利便性向上も実施されています。
本アップデートにおける重要な制約として、外部ツールを接続するMCP(Model Context Protocol。AIモデルと外部ツールやデータソースを接続する共通通信プロトコル)(Model Context Protocol)経由のツール呼び出しは、プランモードのハードブロック対象外となっています。
Copilot CLIは自身の組み込みツールはツール呼び出し層で傍受して強制終了できますが、MCPは別プロセスとしてJSON-RPCチャネルで動作するため、CLI側から直接ブロックするフックポイントを所有していません。そのため、社内システムやデータベース、Web自動化等のMCPサーバーをCLIに接続している場合、プランモードであってもAIがMCPツールを呼び出してワークスペースを意図せず変更する可能性が残されています。開発の安全を確保するためには、席を外した状態での放置を避けるなど、運用上の配慮が推奨されます。