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GoogleのGemini(Googleが提供するAIアシスタントアプリ)製品責任者Josh Woodward氏が、ユーザーから寄せられた改善要望を集計・ランキング化し、各項目の対応方針を公表した。Workspace連携の安定性向上が最多要望となり、MCP(AIモデルと外部データ・ツールを接続する共通プロトコル)サポート拡大やDeep Research強化など、Geminiアプリの次期改善ロードマップが具体的に示されている。
Woodward氏がXに投稿した意見募集には、12時間で1,400件以上の返信が寄せられた(TVBS新聞網報道)。5月のNeural Expressiveによる大幅UIリニューアル後、実際のユーザー体験を把握する目的で実施されたものだという。
集計されたトップ10と、Googleが示した対応方針は以下のとおり。
| 順位 | 要望内容 | 対応状況 |
|---|---|---|
| 1 | Google Workspace(Googleのビジネス向けクラウドツール群)連携の安定性向上 | Gemini Sparkに一部改善を導入済み、全体への展開を継続 |
| 2 | Tool Calling(外部API呼び出し)の信頼性向上 | 改善を進行中、近期に明確な進歩を予定 |
| 3 | チャット履歴のフォルダ・プロジェクト管理 | UI再設計を予定 |
| 4 | MCPとカスタムスキルの拡充 | Gemini Sparkで早期サポート開始済み |
| 5 | Deep Research(AIエージェントによる自動Web調査機能)の強化 | NotebookLMへの書き出し・モデル切替を検討中 |
| 6 | Nano Banana画像生成の透かし除去 | 各国AI規範を考慮し調整を評価中 |
| 7 | チャット履歴の編集機能 | 開発に着手、分岐機能は維持 |
| 8 | アプリ内音声入力の精度改善 | 優先改善項目に設定 |
| 9 | モバイル版のスクロール不具合修正 | バグ修正を開始 |
| 10 | Celebrity Likeness防護の緩和 | 変更予定なし、現行ルールを維持 |
第4位のMCPサポートについて、GoogleはGemini Sparkで自作MCPやカスタムスキルの早期サポートをすでに開始している。近日中にCanva、Dropbox、Instacart、OpenTable、Zillowとの連携アプリも追加予定とされている(9to5Google報道)。
第5位のDeep Researchについては、調査結果をNotebookLMへシームレスに書き出す機能や、同一チャット内でFlash・Proなどのモデルを切り替える機能が検討されている。
今回の発表では各項目の「方向性」は示されたが、以下の点は未確定のままとなっている。
今回のフィードバック公開は、5月のNeural Expressiveリニューアルからわずか数カ月という短いサイクルで行われた。Googleが公開の場でユーザー要望を集計・回答する手法を取った背景には、ChatGPTやClaudeとのAIアシスタント競争が激化するなか、ユーザーの離脱を防ぐ狙いがあるとみられる。
また、Google DeepMindは次世代モデル「Gemini 3.5 Pro」を2026年7月17日にリリース予定と報じられており(TVBS新聞網)、アプリ側の機能改善と基盤モデルの更新が並行して進む形となっている。MCP対応の拡大は、Geminiを外部ツールと接続するハブとして位置づける戦略の一環であり、サードパーティ連携の充実度が今後の差別化要因になる可能性がある。
引用元:TVBS新聞網