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米OpenAI(オープンAI)社は、iOS(iPhone)アプリ版の「ChatGPT(チャットジーピーティー)」において、ログインや過去の会話のロード(読み込み)時に「403エラー(アクセス権限がないことを表すエラー)」が発生する一時的なサービス障害が発生したことを認め、調査を開始した。米国国内の主要都市を中心に、多くのユーザーがこのアクセス不可の状態に直面した。

障害発生時、iOS版のChatGPTアプリから指示を入力したり過去の対話履歴を読み込もうとすると、画面に403エラーが表示される状態となった。403エラーは通常、サーバー側がクライアントからの接続要求を受け入れたものの、セキュリティ制限や認証の不具合、サーバー設定ミスなどの理由でアクセスを拒否した場合に返される。OpenAIは、エラー率が上昇したことを認めつつも、詳細な原因やセキュリティ関連のトラブルであるか否かについては明言していない。
障害追跡サイト「Downdetector(ダウンディテクター)」によると、米国の主要都市であるニューヨーク、ヒューストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなどで数百人以上のユーザーからログインおよび接続不可に関する不具合報告が寄せられた。報告のうち77%がChatGPTのコア機能のロードに関するものであり、15%がモバイルアプリからのアクセス、5%がアカウントのログイン時のエラーであった。
サービスの一時停止を受け、X(旧Twitter)などのSNS上では、ユーザーからの不満が多数投稿された。中には「ログインしようとすると『お使いのデバイスからの異常な活動』と判定されて接続できない」といった主張や、「過去2週間にわたって同様の不具合が頻発しており、有料サービスとして不適切だ」「他社競合のClaude(クロード)に移行することを検討する」というユーザーの声も聞かれた。
AIアシスタントのユーザーベースが急速に拡大し、日常業務や生活のインフラとして定着しつつある中で、モバイル環境での接続の安定性はサービス信頼度の死活問題となっている。OpenAIはサービス復旧に向けたアップデートを継続的に提供するとしているが、頻発するシステムトラブルは、競合サービスへの乗り換えリスクを高めるなど、市場競争における弱点となり得るとみられる。