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OpenAIは、Web・モバイル・デスクトップアプリを横断してタスクを自動実行できるAIエージェント「ChatGPT Work」を発表しました。あわせて、その背後で動作する次世代の主要モデルファミリー「GPT-5.6」の一般提供(GA)も開始しました。GPT-5.6には、フラグシップモデルの「Sol(ソル)」、日常業務向け「Terra(テラ)」、高コスト効率の「Luna(ルナ)」の3つのティアが用意されています。これに伴いデスクトップアプリも刷新され、従来のCodexアプリがChatGPTアプリに統合されています。
「ChatGPT Work」は、内蔵されたCodex(コード生成モデル)により、ローカルファイルや各種デスクトップ・Webアプリのデータを用いて自律的に複雑な複数ステップの作業を実行できます。先行する「Claude Cowork(競合他社のAI自律支援ツール)」と同様に、ユーザーのデスクトップ画面を背景で操作してドキュメントやライブダッシュボード、プレゼン資料を作成させることが可能です。また、ベータ版の「Sites」機能を使用すれば、生成したレポートを即座にインタラクティブなWebサイトとして公開することもできます。
GPT-5.6ファミリーのフラグシップモデル「Sol」は、コーディングやサイバーセキュリティなどの高度な知識作業において業界最高水準(SOTA)の性能を達成しました。特に長期間におよぶ専門知識テスト(Agents' Last Exam)では53.6点を記録し、従来の最先端モデルを大きく引き離しています。APIの利用価格は、100万トークンあたりSolが入力5ドル / 出力30ドル、Terraが入力2.5ドル / 出力15ドル、Lunaが入力1ドル / 出力6ドルに設定されています。
デスクトップ環境における作業効率向上のため、OpenAIはCodexの専用デスクトップアプリを「ChatGPT」アプリへ完全統合し、WindowsおよびMac向けにリリースしました。これに合わせ、従来のシンプルなChatGPTデスクトップアプリは「ChatGPT Classic」へと名称が変更されます。旧Codexアプリユーザーは、アプリをアップデートすることで新しい統合型ChatGPTデスクトップアプリへと移行できます。
今回ローンチされた「ChatGPT Work」と「GPT-5.6」は、AIが単にユーザーのテキストプロンプトに回答するチャットツールから、背景で複数のツールやアプリを協調させながら成果物を自律的に作り上げる「AIエージェント」のフェーズへと本格的に移行したことを象徴しています。特に開発環境におけるCodexとの強力な統合や、複数のサブエージェントが協調して動作する「ultra(ウルトラ)」設定のサポートは、企業の生産性向上や自動化プロセスを新たなステージへ引き上げると見られます。
引用元:MacRumors