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米Anthropicは、AIがもたらす社会的懸念や課題に対し、一般市民から最も困難な質問(Hard Questions)を広く募集する新たな取り組み「Inviting hard questions」を開始しました。同社は、寄せられた質問に対してどのように向き合い、対応を進めているか(showing their work)を公的に追跡・報告することを約束しており、動画「There’s hope in hard questions.(困難な質問の中に希望がある)」をあわせて公開しました。
AIの急速な発展に伴い、多くの人々が業務効率化や科学の進歩に期待を寄せる一方で、深刻な懸念を抱いています。Anthropicは、具体的に「雇用への悪影響」「創造的な活動の価値低下」「人間本来の思考力や繋がりの喪失(主体性への影響)」「悪用による社会の安全低下」などの懸念を挙げています。公共利益法人(Public Benefit Corporation)である同社は、これらを正面から受け止め、社会的責任を果たすために本イニシアチブを立ち上げました。
同社はこれまでに、52,000人の米国人を対象とした世論調査「Anthropic Public Record」や、159カ国81,000人のユーザーへの「Anthropic Interviewer」、さらに専門家や特定のコミュニティを招いた対面形式のフォーカスグループの開催などを通して、AIに対する一般の意見や不安を調査してきました。今回の募集では特設サイトを開設し、さらなる「困難な質問」を直接受け付け、同社が講じた対策や、不十分だった点などを明確に報告していく方針です。
AIに対する不安が高まる中、開発ラボが単に技術的な安全性だけでなく、社会的・倫理的な影響について一般市民との対話をオープンに重ねることは、社会の信頼を得るために重要です。Anthropicは今回の取り組みを通じ、ガバナンスと社会的説明責任への先進的なモデルを示すことを目指しています。
引用元:X (Twitter)