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環境負荷の低いエネルギーを活用したビットコイン採掘を手がけるTeraWulfが、モルガン・スタンレー主導のもと最大35億ドル(約5000億円超)のデットファイナンス(債務による資金調達)の交渉を進めていることが明らかになりました。この巨額資金は、ケンタッキー州に新設されるAIスタートアップ「Anthropic」向けの巨大データセンターキャンパスの建設に充てられる予定です。
このデータセンター計画は、完成後にAnthropicと20年間にわたる長期リース契約を結ぶ予定です。TeraWulfはこのリース契約全体で約190億ドルの売上を見込んでおり、暗号資産マイニングからより安定的かつ高収益なAIインフラプロバイダーへと業務転換(ピボット)する戦略を決定づけるものとなります。
高度なAIモデルの訓練には莫大な電力と強力な冷却性能を要するサーバー設備が必要です。現在、世界中でデータセンター用地と電力枠の確保競争が激化しています。TeraWulfなどのマイニング企業は、すでに大容量の送電網(グリッド接続)やクリーンエネルギー源を確保しているため、大手AI企業にとって理想的なインフラパートナーとして台頭しています。
今回の調達が実現すれば、Anthropicは競合であるOpenAIやGoogleに対抗するための強固な独自のコンピューティングインフラを長期間確保できることになります。一方で、巨額の負債を抱えるTeraWulfの財務リスクや、AI向け電力需要の急増に伴うクリーンエネルギー供給の逼迫に対する懸念も業界内で指摘されています。
引用元:blockonomi