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イーロン・マスク(Elon Musk)氏は自身のXにおいて、競合関係にあるAIスタートアップのAnthropic(アンソロピック)を「明らかに現在のAIリーダーである」と称賛し、同社に対する過去の批判について「明らかに自分が間違っていた」と投稿しました。また、同社が使用しているスーパーコンピューター「Colossus 1」のリース契約について、競合であっても一方的な打切りを行わない協調姿勢を示しました。
マスク氏は、Anthropicが2026年6月にリリースした最新AIモデル「Mythos」および「Fable」について、これほど優れたモデルをリリースした企業は他になく、後継となる「Mythos 2」も間もなく登場するだろうと評価しました。これらのモデルは米国の輸出規制の影響による一時的なオフライン期間を経て、7月1日にアクセスが再開されたばかりです。
Anthropicは2026年5月から、マスク氏率いるSpaceXのスーパーコンピューター「Colossus 1」(NVIDIA製GPUを22万基以上搭載)を180日間の契約でリースしています。マスク氏は「競合関係にあっても、彼らに大きな打撃を与えるような切捨ては決してしない」と言及し、SpaceXがリースを途中で放置することはないと協調姿勢を強調しました。
報道によると、セカンダーリー市場におけるAnthropicの企業価値は1.2兆ドル(約186兆円)に達しており、5月の資金調達時の9650億ドルから急増しています。さらに年間経常収益(ARR)は2025年末の90億ドルから600億ドル規模にまで拡大しているとされ、エンタープライズ市場での強い需要を反映しています。
今回のマスク氏による公の称賛は、急速に変化するAI開発競争の構図を示しています。自社でGrokなどの競合モデルを開発しつつも、インフラの提供者としてAnthropicの成長を支えるマスク氏の姿勢は、テック業界における複雑な提携と競争のあり方を浮き彫りにしています。