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Anthropicは2026年6月9日(米国時間)、プレビュー公開していた最上位のAIモデル「Claude Fable 5」と「Claude Mythos 5」を正式発表しました。これに伴い、日本時間6月10日には東京都内で開発者向けイベント「Code with Claude 2026 | Tokyo」を開催。基調講演では、同社プロダクトマネジメント責任者らが登壇し、コーディングやビジョン性能、長時間にわたる自律タスク実行能力などをアピールしました。
イベント後、モデル開発責任者のDianne Penn氏がインタビューに応じました。
プレビューから約2ヶ月での一般公開へ踏み切った理由として、安全かつ大規模な提供を可能にするため、インテグレーションや安全面でのエンジニアリング(安全評価におけるAIの活用など)にリソースを集中的に投資したことを挙げました。
また、AIによる自己改善(モデルが自律的に学習すること)が進むことで、人間の役割は目標設定や検証・評価など「戦術的な采配」にシフトしていくとの考えを示しました。
さらに、ローカル動作モデルの開発については、競合他社と比較して規模が小さいことからリソース配分の優先度を明確にしており、現時点では「クラウド上のフロンティアモデルの進化」に注力するため、具体的な開発計画はないと述べました。
クラウド領域でのモデル進化に資源を集中させる同社の戦略は、今回のFable 5 / Mythos 5に結実したと言えます。今後は予測・判断能力の向上やビジョン、オーディオ機能の強化を進め、2027年の「6」シリーズなどさらなる進化を目指すとしています。開発資源の選択と集中による同社アプローチは、今後もフロンティアAIモデルの進化スピードを左右する要因となりそうです。