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ポーランド・ワルシャワに拠点を置くエッジAIおよびIoT(モノのインターネット)スタートアップであるCTHINGS.CO(シーシングス)は、新たに設立されたベンチャーキャピタルファンド「Navivo Capital Poland」から、180万ユーロ(約2億9000万円)のシード資金を調達したと発表しました。この資金は、北米市場における販売拡大と、同社の中核ソリューションであるエッジ管理プラットフォーム「Orchestra」の機能強化に充てられます。
2030年までに、世界中の接続デバイス数は約390億台に達すると予測されており、工場、物流網、インフラ施設など、データセンター外部(エッジ)で発生するデータ量が急増しています。企業はこれらの機器を安全に管理し、試作から本番運用へ拡張する段階で大きな課題に直面しています。CTHINGS.COは、複雑なIoTシステム内のデバイスやアプリ、データをリモートで一括管理し、ゼロトラストモデル(常にアクセスを検証するセキュリティ手法)により安全性を保証する「Orchestraプラットフォーム」を提供しています。
CTHINGS.COは近年、年間売上高が約17倍(17x)に成長するなど急速に拡大しています。今回の調達額を含め、これまでに累計830万ユーロ(約13億3000万円)以上の資金を獲得してきました。すでにASUS IoT、ドイツテレコムなどの大手企業とパートナーシップを構築しており、モバイルワールドコングレス(MWC)での世界初の通信実証や、インフラ・ロボティクス技術のコンテストでファイナリストに選出されるなど、高い技術的評価を得ています。調達資金を元手に、北米のセールス・サポート体制を強化し、米国での本格的な市場展開を進める狙いです。
工場や社会インフラの自動化(インダストリー4.0)において、末端のセンサーやエッジデバイスを統制することはシステムの安定運用に不可欠です。ポーランド政府などの公的資金に支えられたNavivoファンドの投資を機に、CTHINGS.COが欧州から世界最大の北米市場へ本格進出することは、グローバルなエッジAIおよびスマートインフラ管理技術の進化を加速させる要因となるでしょう。
引用元:The Recursive | Vestbee