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AI用データセンター開発を行う新興インフラ企業Crusoe(クルーソー)が、評価額を従来の3倍となる約300億ドル(約4.8兆円)とし、約30億ドルの大型資金調達を行う協議を進めていることが報じられた。AIブームに伴うデータセンター需要の急増を背景に、民間市場での巨額な資金供給が続いている。
Crusoeはもともと、石油掘削現場で無駄に燃やされる余剰ガス(フレアガス)を電力にして仮想通貨ビットコインを採掘する事業を行っていた。しかし昨年、その仮想通貨部門を売却し、AIのワークロード(処理負荷)に特化したグリーンなデータセンター事業へと急速に舵を切った。
このピボットは、Meta(メタ)などの大口顧客との契約により実証されている。Metaはテキサス州やミズーリ州の施設で計1.6ギガワットものデータセンター容量の契約を結んでおり、同社の成長見通しを支えている。
同社は昨年10月のシリーズE調達において、NVIDIAなどから13.8億ドルを調達した際の評価額が100億ドル強だった。今回の調達が完了すれば、わずか1年足らずで価値が3倍に跳ね上がる。業界内ではFluidStackが180億ドル評価で10億ドルを調達する協議を行うなど、データセンター関連企業の大型調達が連発している。
今回の資金調達は、Crusoeが数ヶ月前から模索していた株式公開(IPO)の必要性を薄め、データセンターの建設・開発期間を十分に確保する余裕をもたらす。AI処理に必要なインフラ投資が物理的な設備完成を先回りし、投資マネーが急増している様子を示している。
引用元:The Next Web