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OpenAI(オープンAI)が英国で進めていた、総額300億ポンド(約6兆円)規模の超巨大データセンタープロジェクト「Stargate UK(スターゲートUK)」の計画実態について、ガーディアン紙によるFoI(情報自由法:政府文書の開示請求権)開示請求により疑問が呈されました。OpenAIや提携先のNscaleは、指定された開発予定地である北タインサイドの「コバルトパーク」を一度も訪問していなかったことが判明し、この巨大投資計画が実質的に政府のPR(広報)キャンペーンであった可能性が浮上しています。
Stargate UKは、2025年9月のトランプ米国大統領(当時)の訪英に合わせ、米英テックパートナーシップの象徴として華々しく発表されました。政府は同サイトが「300億ポンドの投資をもたらす」としていましたが、うち100億ポンドは別件のBlackstoneのデータセンター開発費であり、残りの200億ポンドは「1.1GW(ギガワット)規模の送電網を活用するために必要な施設建設費」から逆算した、根拠のない仮定値であったことが明らかになりました。
地元の保守党指導者ジョン・ジョンソン氏らは、Stargate UKの発表について「地元の自治体に何の説明もない突然の発表で驚いた」と証言しています。また、国家エネルギーシステム運用会社の資料によると、現地にはデータセンターを稼働させるための送電網の接続環境すら整っていなかったことが指摘されており、計画の実現性がそもそも著しく低かったことが浮上しています。
OpenAIは2026年4月に「規制と高額なエネルギーコスト」を理由に計画の一時停止を発表しましたが、実際には事前調査や現地協議すら行われておらず、当初から実体のない計画だったと見られています。地元の経済活性化を期待した地域社会にとっては、「見せかけの投資」によって偽りの希望を持たされた形となり、政府のテック誘致策に対する不信感が高まることになりそうです。
引用元:The Guardian